筑波大進学の平山に“先人苦学生”がJ入りのススメ!?

山本監督=中央
平山=左から3人目=ら選手たち
 U−23日本代表FW平山相太(18)=国見高=に“兄貴分”がJ入りのススメ? アブダビ市内の日本人学校を訪問した28日、同じ国見高から大学進学したDF徳永悠平(20)=早大=が子どもたちから“一番の失敗”を問われ、思わず「大学に行ったことです」。アマチュア選手であるがゆえの“激貧生活”に耐え切れず(?)漏れた本音に、筑波大進学が決まっている平山もドッキリだ。〔写真右:日本人学校を訪問した山本監督=中央=は、大歓迎を受けた。同下:子どもたちに記念品を手渡す平山=左から3人目=ら選手たち。顔写真は徳永

徳永悠平 思わず本音が漏れた? 28日午前、アブダビ市内の日本人学校を訪問したU−23代表。幼稚園、小、中学生49人を前にした「質問コーナー」で「一番の失敗」の質問に答えた徳永が、ポロリ。「Jリーグに行かずに、大学に行ったことです…」。キョトンとする子どもたちの一方、選手は大ウケ。筑波大進学を控えた平山は苦笑いだ。

 平山の2年先輩に当たる徳永は、国見高卒業後、早大に進学。強化指定を受けるFC東京では昨年8試合に出場した。文武両道の典型だが、実際の生活は苦難の連続。Jで活躍してもアマチュア選手である限り出場給も勝利給もゼロ。代表遠征ではほかの選手に支払われる日当(1万円)、ボーナスも受けられない。

 プロと同じ拘束時間で無給とあれば、支出は増える一方。実は、食費を切り詰め、暇を見つけては日雇いアルバイトで生活費稼ぎ。肩書だけは華やかな『代表』も、実際は「金がないッス」が口癖の苦学生だ。平山も4月からは同じ立場。“怪物”と注目が集まれば集まるほど、激貧生活を余儀なくされるジレンマに陥る。

 Jを始め欧州クラブからも注目を集める怪物。2日後の初戦・バーレーン戦を前に先輩からの仰天アドバイスに、心は揺れる?

★戦場に立った、スタジアム微細にチェック

 ここが闘いの場だ。選手たちの士気が高まった。試合時刻の午後5時30分(日本時間同10時30分)に合わせて練習を開始。ウオーミングアップのランニングから、パス回し、ミニゲーム。約1時間にわたって丹念にピッチを踏みしめた。

 ミニゲームでは主力組の右サイドに徳永(早大)が入り、右から菊地(磐田)、闘莉王(浦和)、那須(横浜M)が3バックを構成した。初戦のバーレーン戦で予想される布陣で最終調整。もう、本番モードだ。

 だが、そこにあったのはやはりアウエーの現実だった。一見するときれいに刈り込まれたピッチだが、ところどころに土が見え隠れ。スピードを武器とする日本にとっては、決して好ましいとはいえない。さらに、キックオフ時間を過ぎて日が落ちてからは、北風も強く吹き付ける。

 だが、山本昌邦監督は「見ての通りでしょう。今さら言ってもしようがない。きょう1日(練習を)やって慣れただろうし、様子はつかめたと思う」。条件は相手も同じ、といわんばかりの、自信に満ちた表情だった。

★平山&闘莉王で強力2トップ!?

 FW平山(国見高)とDF闘莉王(浦和)が夢の“2トップ”結成。28日午後の練習で、闘莉王が最前線に攻めあがった形を確認。平山が競り合ったこぼれ球を拾いゴールにつなげるなど、超攻撃的プレーを連発した。山本監督は「これから最後の1分が勝負という試合も出てくる。そのときにこうするんだというものがあれば精神的に余裕が出る」。平山も「闘莉王さんはヘディングも強いしいいと思う」とコンビ結成に自信を示した。

 闘莉王は守備連係にも自信。ミニゲームでは約束ごとを確認。「誰が入ってもコンセプトは同じ。一戦一戦勝ちにいきますよ」とニヤリ。

★ライバル国は★

 UAE代表は27日午後、日本の練習場隣でトレーニング。背番号付きユニホームを着用するなど“丸裸”の練習ながら、カメラのレンズにはピリピリ。スタンドを陣取った日本報道陣のテレビカメラに協会関係者が「撮らないで」と注意する一幕もあった。フル代表でもあるエースFWイスマイル・マタルも健在で、強烈シュートを連発していた。


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