なでしこのエース沢、来年再び米国チャレンジ
五輪初の8強入りを果たしたサッカー女子日本代表が24日、成田空港に帰国した。エースMF沢穂希(25)=日テレ=は来春にも、活動休止中で来年再開予定のWUSA(米国女子プロサッカーリーグ)に再び挑戦する意向を表明。日本女子サッカー界のレベルアップと4年後の北京でのメダル獲得に向け、さらに自分を磨いていく。〔写真:なでしこジャパンが帰国。エース沢=左=は米国再挑戦を目指す=撮影・春名中〕
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帰国の機内で日本のエースは今後のことに思いをはせていた。成田空港に到着すると、沢は静かに語り始めた。
「今後のことは分からないが、納得いくまでサッカーを続けたい。向こうからオファーやチャンスがあればやりたい」
昨年まで3年間在籍したWUSA(米国女子プロサッカーリーグ)への復帰意欲。現在のWUSAは活動休止中だが、今春になって、再開を目指すリーグ側から参戦の意思を確認するメールを受けている。そのとき、沢はすでに再挑戦の意思を伝えていた。
今回のアテネで、米国移籍の気持ちがさらに強くなった。なでしこジャパンは1次リーグ初戦のスウェーデン戦で五輪初勝利を挙げたものの、2戦目でナイジェリア、準々決勝で米国にともに1点差で敗れた。個人的にも代表通算48得点から上積みできず、女子日本代表の歴代1位タイのまま帰ってきた。
あと一歩。4年後の北京に向けて、もっと自分を磨きたい。アテネではスペインなどのプロリーグのスカウトから熱視線を受けていたが、海外で挑戦するなら米国と決めている。
「最初に異国(米国)に行って、生活も語学も大変で、ホームシックにもなった。だから新しい場所でやるのは大変。米国で一番やりたい」
来年以降、アジア選手権予選、同本大会が控える。沢の米国再挑戦は日本女子サッカーのさらなる進化につながる。
(稲垣博昭)
★なでしこジャパンの今後
選手はそれぞれ所属クラブに戻り、9月19日に再開されるLリーグの準備に入る。日本代表としては今のところ、年内の活動予定はない。05年には、今までなかったアジア選手権の予選が初めて行われ、本大会は06年に開催される予定。さらに07年の北京W杯、08年の北京五輪と続いていく。
★上田監督の去就結論は9月以降
なでしこジャパンを2年にわたって指揮してきた上田監督は「ベストは尽くした。(世界との差は)確実に縮まっている」と実感を込めた。自身の今後の去就については「9月まで契約があるので、契約を全うしたい。米国戦の分析や報告書の作成もありますし…」と結論は9月以降になることを強調した。来週中には、日本サッカー協会・大仁女子委員長と話し合いが行われる。
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