【サッカー】なでしこ準々決勝は世界2位・米国が相手

 【アテネ17日=佐藤春佳】 サッカー女子E組のスウェーデンvsナイジェリアが17日に行われ、2−1でスウェーデンが逆転勝ちした。日本は同組3位となり、準々決勝(日本時間20日午前0時、テッサロニキ)の相手はG組1位の米国に決まった。FIFAランク2位(日本は13位)で前回シドニー大会準優勝の強豪だが、なでしこが「男子の分まで」を合言葉に咲き乱れる。



 “最悪”の事態だけは免れた。FIFAランク1位で昨年のW杯優勝のドイツと対戦する可能性があっただけに“幸運”といっていい。

 かつては無敵といわれた米国。近年はベテランから若手への過渡期で一時の勢いはない。地元開催の昨年のW杯は、準決勝でドイツに0−3で敗れて3位。不動のエースFWミア・ハムも32歳と、主力選手の高齢化は連戦となる五輪では大きなハンディになるはず。今年6月にはアウエーの親善試合でMF沢が不在の中で1−1ドロー。勝てない相手ではない。

 「米国になったが、思い切ってチャレンジするだけ。試合の視察の報告を聞いてから対策は考える」と上田監督。16日の守備練習では「かさにかかられたら止められないぞ」と強敵を想定した戦術をたたき込んでいた。

 16日夜には、全員で男子のイタリア戦を食堂でテレビ観戦した。『男子の分まで』という思いは強い。MF宮本はナイジェリア戦で右太もも外側を8針縫った影響で欠場が確実。しかし、DF川上は「次は久々に切羽詰まった試合。こういうのはドキドキしますね」と気負いは微塵もない。

★負傷の宮本は準々決勝絶望的

 なでしこジャパンは17日午前、20日の準々決勝に備えてアテネで約2時間練習した。14日のナイジェリア戦で負傷交代し、右太もも外側を8針縫ったMF宮本(伊賀)は、その準々決勝出場が厳しい見通し。日常動作はできるようになったが、まだ運動まではできない状態が続く。「3日くらいでカバーできるとは思いますが(試合出場は)微妙です」と上田監督。宮本抜きの中盤は身長が全員1メートル50台となり高さの面で不利だが、MF小林(日テレ)は「その分ポジショニングとかセカンドボールを拾うなどでカバーしたい」。山本ジャパンの分までメダルの希望をつなぐべく逆境に打ち勝つ。

★荒川はYAWARA金パワーもらった

 FW荒川(日テレ)は“金パワー”で4強入りをかける。選手村の食堂で柔道女子48キロ級金メダルの谷亮子と遭遇した際に“猛取材”した。「4年前のシドニーのこととか、谷選手を応援に行くのかとか聞いちゃいました。やっぱりトップアスリートですね」と影響を受けていた。YAWARAちゃんに刺激を受けて、準決勝進出はもらった? 


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