【サッカー】山本ジャパン、「3戦全敗」阻止の本気布陣

 【ボロス(ギリシャ)17日=佐藤春佳】 このままじゃ、日本に帰れない! サッカー男子日本代表は18日(日本時間19日午前2時半キックオフ)、ガーナとの1次リーグ最終戦に臨む。すでに決勝トーナメント進出は絶たれているが、日本五輪サッカー史上例のない「3戦全敗」は全力で阻止する。MF小野伸二(24)=フェイエノールト=もフル投入し、意地の白星を目指す。



 消化試合では終わらない。山本ジャパンの五輪ラストマッチ。1次リーグ突破に勝ち点が必要なガーナを相手に、日本は“本気布陣”で意地を見せる。

 「サッカー人生は長い。こういう状況の相手とやれることを前向きにとらえ、ゲームに集中して勝ちたいと思います」

 山本監督は初勝利に照準を合わせた。オーバーエージ(24歳以上)の小野の先発出場も決定。オランダ1部はすでに開幕しており、22日にウィレムII戦(アウエー)を控えるフェイエに早期リリースすることも検討されたが、日本サッカー協会・田嶋技術委員長と同監督が話し合い、起用を決めた。

 日本サッカーの意地をかけ、このまま日本に帰れない。過去に出場した1次リーグ制導入後の4大会で「3戦全敗」はない。唯一1次リーグ敗退の96年アトランタ大会でも、2勝1敗と日本列島に歓喜を送り届けた。

 そもそも、日本が1勝もできずに散ったケースは過去1度だけ。まだトーナメント制だった56年メルボルン大会の初戦敗退だった。「36年の時空を超えたい」とメダルを目標に掲げながら、アテネで“負の記録”を打ち立てるのではあまりにも情けない。

 選手たちは16日午後のフリータイムで、海岸を散策するなどしてリフレッシュ。気持ちも入れ替えた。「3敗では日本に帰れない。みんなとやるのは最後だし、絶対勝ちたい」とFW大久保(C大阪)。まさに最後の90分間で、山本ジャパン2年間の集大成を見せるしかない。

★ガーナは鼻息荒く金に照準

 『黒い流星』ことガーナは17日、ボロスの試合会場で練習を行った。イタリアと2−2ドロー、パラグアイには2−1で勝ち、現在はB2位につけている。「確実に勝ち点を挙げ、アフリカの歴史をつなげたい」とバレト監督。3大会連続アフリカ勢の金メダルへ鼻息も荒い。要注意はオーバーエージのFWアッピア(ユベントス)。昨季セリエAで大ブレークした新星は、2試合連続ゴールで存在感を示している。


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