【サッカー】「勝って」の願い届かず−夢絶たれた山本ジャパン
「絶対勝ってほしい」。サッカーの男子日本は15日夜(日本時間16日未明)、サポーターの悲痛な願いを背にイタリア戦に臨み、ロスタイムに1点差まで詰め寄ったが力尽き、36年ぶりのメダルの夢を絶たれた。残るは18日のガーナ戦。サポーターは未来につながる1勝を期待している。
競技場のスタンドには、山本ジャパンを後押ししようと弾丸ツアーの100人近くが陣取った。ジャパンブルーのユニホーム姿は初戦の倍に膨らんだが、試合直後から防戦一方の展開に「何をやっているんだ」「動けよ」と厳しい声も飛んだ。
阿部勇樹選手(22)のFKで前半、1点差に追い上げると、沈んだ家族席も活気づき、抱き合って喜んだ。阿部選手の父勝夫さん(58)は「もう1点入れてほしいね」と望みを託した。
茂庭照幸選手(22)の父正友さん(57)はスタンドから、息子の写真を熱心に撮り続けた。懐には、茂庭選手が中学1年の時に亡くなった母親の写真が入っていた。
しかし、家族の願いも、サポーターの祈りも届かず、試合終了の笛が響くと、落胆の声がスタンドを覆った。(共同)
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