世界のスーパースター(10)
ギリシャの英雄は力持ち−カキャシビリス
開催国・ギリシャで、人気競技の上位に挙げられるのが重量挙げ。108年前に同地で行われた第1回大会でも、体操競技の1種目として存在していた。
そのなかでひと際、熱視線を浴びるのが、94キロ級代表のアカキオス・カキャシビリス(35)だろう。年齢を重ねても厚い胸板を誇る男は、2カ国の代表で金メダルに輝いている。東欧のグルジアで生まれ、初出場の92年バルセロナ五輪は旧ソ連合同チーム(EUN)代表だった。90キロ級制覇を遂げて故郷へ“凱旋”したが、政情不安の影響で練習環境は崩壊。94年に母・マリアさんの母国ギリシャに帰化し、その9日後に新国籍でW杯にスピード出場した。
96年アトランタでは99キロ級、00年シドニーは94キロ級で優勝。その度、観客席ではギリシャ国旗が揺れた。アテネ五輪では史上初の4大会連続金メダルに挑戦するが、ライバルは同僚でもあるピロス・ディマスだ。こちらも重量挙げで3大会連続金メダルを獲得中。ともに94キロ級に出場する予定で、話題となっている。カキャシビリスは「ギリシャチームとして、アテネ五輪に出場できるのはうれしい。金メダルを獲りたい」。五輪発祥の地を代表する2人の英雄が、熱い火花を散らす。
〔写真:ウリャー!2カ国の代表として金メダルを獲得した、カキャシビリス。今回は同じギリシャの同僚と頂点を争う=共同〕
★アカキオス・カキャシビリス
1969年7月13日、グルジア生まれ。35歳。現在はギリシャ国籍。EUN代表で出場した92年バルセロナ大会から、重量挙げで五輪3連覇中。過去に獲得したタイトルは100個以上。1メートル78、94キロ。 |
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