日本女子カルテット、うれしくて悔しい決勝9位
レーシング男女計6種目の決勝を行い、日本女子として初めて決勝に進んだ女子カヤックフォア500メートルで日本(北本忍、鈴木祐美子、竹屋美紀子、足立美穂)は1分40秒188で9位だった。ドイツが1分34秒340で五輪3連覇し、メンバーのビルギット・フィッシャーは五輪通算8個目の金メダルを獲得。男子カヤックフォア1000メートルはハンガリーが2連覇を果たした。〔写真:日本女子カヌー初の決勝進出で、日本チームは無念の最下位。入賞の快挙はならなかった=共同〕
◇
日本女子カヌー史上初の決勝の舞台。1レーンからスタートした日本は、450メートル付近までは、予選と準決勝で抑えたカナダの先を進む。1艇でもかわせば、入賞だったが、最後に力尽きて最下位に沈んだ。
「先行逃げ切り」が持ち味の日本にとって、自然も味方しなかった。この日は準決勝までとは違う逆風。これが4人の体力を次第に奪った。エースの北本忍(27)は「急に体が重くなった」と悔しがった。
4人が強化合宿を始めたのは1年前。国立スポーツ科学センターでのトレーニングにも取り組み、競泳個人2冠の北島康介らの練習も間近で見てきた。「トップ選手でもこんなに必死にやってる。わたしたちも頑張らなければ」と奮起した。
鈴木祐美子(28)は「(強豪国とは)以前は大人と子供の差があったが、手応えが出てきた」。畑監督は「力は出した。ミスがあったわけではない。9位は9位の力」と、現状を受け入れながらも、4人をねぎらった。レース後、陸に上がった4人は涙を流した。決勝に進んだことで満足せず、勝負をした実感が、悔し涙になった。
|