日本女子カルテット、快挙だ史上初の決勝進出
カヌー・レーシングの男女6種目で準決勝を行い、女子カヤックフォア500メートルで日本(北本、鈴木、竹屋、足立)は1分35秒493で2位となり、27日の決勝に進出した。日本女子が決勝に進むのは史上初。決勝は9チームによって争われる。〔写真:日本女子初の決勝進出。メダルへ向け必死に漕ぐ、左から北本、鈴木、竹屋、足立=共同〕
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水しぶきとともに、歓喜の声が舞い上がる。カヌー・レーシングの女子カヤックフォアで日本が決勝進出を果たした。世界との差が著しく大きかった日本女子では史上初。畑監督が「やった。やった」と選手より喜ぶ快挙だった。
中盤以降の失速を抑え、躍進した。体重が軽い日本選手の場合、好スタートを切るものの後半に遅れることが多い。だが、4人はパドルさばきを調和させた。エースの北本は「ノーミス。完ぺき」と会心の笑みだ。
課題克服のため、4人は距離ごとの理想のパドル数を設定してきた。手の長さが外国勢より短い日本選手は、細かいピッチで勝負するしかない。これを完ぺきに合わせればスピードが上がるという作戦だ。
ポイントは250メートルから。きっちり100パドル(漕ぎ)目からの勝負だった。「ゴールまでが220パドル。残りの120パドルに集中した」と北本。地力で互角のカナダをほんのわずかにリードし、そのままゴール。「つかむ水の重さ、ストロークの大きさ、リズム。すべてイメージ通りだった」と、言葉に満足感があふれた。
9艇で争う決勝は8位までが入賞になる。ここでも3位で決勝に進んだカナダがライバル。北本は「4人のリズムが最高の状態。なんとしても入賞する」と、さらなる快挙に向け、自信いっぱいだ。
| ★北本 忍(きたもと・しのぶ) 1977(昭和52)年2月1日、兵庫県生まれ。27歳。富山県体育協会所属。1メートル62、60キロ。 | | ★鈴木祐美子(すずき・ゆみこ) 1976(昭和51)年1月13日、兵庫県生まれ。28歳。奈良県体育協会所属。1メートル67、62キロ。 | | ★竹屋美紀子(たけや・みきこ) 1980(昭和55)年6月19日、山形県生まれ。24歳。谷地高教員。1メートル64、60キロ。 | | ★足立 美穂(あだち・みほ) 1979(昭和54)年6月19日、大分県生まれ。25歳。戸田中央総合病院所属。1メートル65、58キロ。 |
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◆カヌー・畑満秀監督 「予想以上に4人の呼吸が合っていた。最後までリズムが乱れなかったのが良かった。決勝では入賞(8位)を目指したい」
| カヌー・カヤックフォア |
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| カヌー競技には流れのない水域でタイムを競う「レーシング」、川の急流に設置されたゲートをくぐりタイムと技術を競う「スラローム」の2種目があり、それぞれ「カヤック(両方漕ぐ)」「カナディアン(片方漕ぐ)」の2種類がある。カヤックには1人(シングル)、2人(ペア)、4人(フォア)乗りがある。 |
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| 五輪日本史 |
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| カヌーが正式競技となったのは36年ベルリン大会で、日本は80年モスクワ大会を除き、64年東京大会以降の10大会にすべて出場している。過去の最高位は、84年ロサンゼルス大会のレーシング男子カナディアンシングル500メートルの井上清登の6位。前回シドニー大会はスラローム男子カヤックシングルに安藤太郎、レーシング女子カヤックシングル500メートルに丸山小百合が出場したが、ともに予選落ちしている。 |
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