日本なすすべなし、ロシアの壁は高かった
バスケットボール女子1次リーグを行い、A組の日本は世界ランク2位のロシアに71−94で完敗した。通算1勝3敗となり、AB各組上位4チームが進む準々決勝に黄信号。最終戦となる22日のギリシャ戦はまさに崖っ縁の戦いだ。〔写真:大山はパスを出すのにもひと苦労。ロシアの壁は高かった=共同〕
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なすすべがなかった。平均身長約1メートル89と日本より13センチも近く上回る。ロシアがまさに壁となって立ちふさがった。
「リバウンドで粘れない。こっちがどこまで我慢できるかなのに。きょうの試合では収穫はなかった」。大山妙子主将(30)=ジャパンエナジー=がうなだれた。
ロシアは旧ソ連時代に76年モントリオール、80年モスクワ両大会で金メダルを獲得。現在の世界ランクは2位で、同12位の日本にとってはるかに格が上の相手。出足こそ10−4とリードを奪ったが、その後はルーズボールもなかなか取れない展開になった。
オールコートの激しい守備から速攻に転じる“忍者戦法”を身上とする日本。起点のひとつになる総リバウンド獲得数で28対57と圧倒され、速攻も封じ込まれた。内海知秀監督は「スピードで相手守備を振り切れなかった。自分たちの100%以上の力を発揮しないと、世界の強豪には勝てない」と、持ち味を出せないままの不完全燃焼に厳しい表情を浮かべた。
日本にとっては因縁のカードだった。6カ国が出場した76年モントリオール大会で、最終のソ連戦に勝てば銀メダルだったが、75−98で敗れ、5位に終わった。96年アトランタ大会でも2敗を喫しているが、雪辱は果たせなかった。
しかし、もう「気持ちを切り替える」(大山)しかない。1次リーグは格下のナイジェリアを下しただけで通算1勝3敗。AB各組6チーム中、上位各4チームが準々決勝に駒を進める。22日の1次リーグ最終戦にすべてがかかる。
その相手は世界ランク36位の地元ギリシャ。ともに8強をかけた戦いとなるが、日本にとっては当初から1次リーグ突破には最大のライバルとみていた。「タフな試合になる」と内海監督。会場全体が敵の応援一色に染まる中での大一番を迎える。
◆ロシア・カプラノフ監督 「まだわれわれのベストの力は出し切っていない。私の監督人生で午前9時に始まるゲームなんて初めてだ。アジアのチームとやるときは速さに注意している。プレスディフェンスをかけてきたが、力強い攻撃をすることを意識した」
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