【バスケットボール】大山逆転3点シュート、日本女子初勝利

楠田 バスケットボール女子1次リーグA組の日本は、ナイジェリアに79−73で辛勝。第4クオーター後半まで接戦が続いたが、最後は主将の大山妙子(30)=ジャパンエナジー=の連続シュートで突き放した。今五輪の初勝利を飾り、通算成績は1勝1敗のタイ。決勝進出を目指し、18日に豪州と対戦する。〔写真:第1クオーター、鋭いパス回しを見せる楠田。日本は技でナイジェリアを圧倒した=共同



 試合終了のブザーに合わせ、地鳴りのような足音がピタリと消えた。一瞬の静寂、そして何倍もの大歓声があがる。日本が79−73で初勝利だ。

 「我慢のゲームだった。最後の勝負どころで外角のシュートが入って、勝つことができた。守備もわれわれの弱点のインサイドを2人、3人とチームで守れた」

 内海知秀監督も一安心の表情だ。14日のブラジル戦では62−128と記録的な大敗。巻き返しを狙う2戦目の相手は、世界ランク71位のナイジェリア。同12位の日本よりもずっと格が下だが、過去の対戦は1度もない。協会は1次リーグで顔を合わせる各チームのVTR、データを取り寄せたが、このアフリカの伏兵だけは集まらなかった。

 協会関係者が「情報がナイジェリア…」と、冗談を口にするほどの“お手上げ状態”。ようやく入手したのは、7月に入ってから。しかし、研究不足がモロに影響した。第1Qは22−22と互角、そのまま一進一退の攻防を繰り広げる。69−70で迎えた第4Qの5分55秒に、主将の大山が逆転の3点シュートを放つ。さらに7分39秒、再び大山が2点シュートで“薄氷の白星”を導いた。

 今後も36位のギリシャ以外、世界ランク上位国との対戦が続く。6チームのうち4チームが1次リーグを突破するが、決して安泰ではない。「日の丸を胸に戦っていきたい」とは五輪直前の内海監督の言葉。公式戦では必ずスーツ姿で指揮を執っていたが、五輪では日の丸入りのポロシャツに身を包む。

 日本女子は3度目の出場だが、76年モントリオール大会は5位(出場6カ国)、96年アトランタ大会は7位。国の威信にかけて、まずは決勝進出を目指す。


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