和田がフォーム矯正へ…松坂は「24時間ボールに触る」

松坂大輔投手 (五輪野球日本代表イタリア合宿、7日、パルマ)本番モードだ。五輪直前合宿の練習が6日に本格スタートし、左腕エース・和田毅投手(23)=ダイエー=にいきなりメスが入った。また、松坂大輔投手(23)=西武=は『タッチ・ザ・ボール』を旗印に、国際大会規格球に24時間触れることを明言。両投手は地元選抜チームとの練習試合(8、10日)で先発する。〔写真:遠投の松坂。やっぱり、アンタがイチバ〜ン=撮影・尾崎修二

 “松坂世代”の両雄が、ジャパンの両輪だ。チェルビ球場で6日に始まった練習。松坂と和田が気持ち良さそうに遠投を繰り返した。そこに登場したのが、大野投手コーチ。和田に近寄ると、すかさずフォーム矯正に乗り出した。

 「ひざに体重が乗っていないと言われました。とにかく腕を振れと」

 神妙な顔付きの和田。大野コーチは離日前から今季、本調子に至っていない和田との面談を明言。合宿初日に、着地時にひざが外に流れるクセに早くもメスを入れた。「まだ(アドバイスを)消化しきれていないけど、大野さんの部屋に行って、話を聞きたい」。日の丸のユニホームを着た和田は、貪欲だ。

 一方、投手陣で唯一、前回のシドニー大会を経験している松坂のテーマが「(日本の)公式戦のものより縫い目が高く、小ぶりで重い」という大会で使用される国際規格球対策。そのために、練習中はもちろん、部屋にまで数個のボールを持ち込み、24時間ボールに触れることを決めた。「長い時間ボールに触って、ペナントと同じ感覚で投げられるようにしたい」と、こちらも貪欲だ。

 イタリアのプロリーグ・セリエAの選抜チームとの練習試合(2試合)では、松坂が8日の初戦に、和田が10日の第2戦に先発することも決まった。この2人が、ジャパンの命運を握るのだ。

 初日は時差ボケ解消が目的だったが、「みんな声をかけあって、初日にしては合格点。内容も濃かった」と中畑ヘッドも手応えを感じた。戦闘態勢が整いつつある。

★初日の練習

約3時間実施。報道陣シャットアウトのサインプレー確認から始まった。その後、野手はシートノックに続き、中村(近鉄)、城島(ダイエー)、高橋由(巨人)らが打撃練習で快音を連発した。投手陣はブルペンに入らず、キャッチボールや遠投で調整。主将の宮本(ヤクルト)は「コミュニケーションが一番大事ですね」と話していた。

★上原がノースロー調整

 先発投手陣の一角で、15日の1次リーグ開幕戦・イタリア戦での先発候補最有力の上原(巨人)はノースロー調整。軽めのランニングなどで汗を流した。「(公式戦直後で)身体が重いと感じたんで」とその理由を説明。「ボールに慣れることと、ストライクゾーンの確認」の2つを合宿のテーマに挙げていた。

★パルマ市長を訪問

 練習初日から一夜明けた7日午前、コーチと全選手がパルマ市庁舎にウバルディ市長を訪問した。「金メダルを獲得してパルマに来てよかったと思っていただければ」と同市長。中畑ヘッドは「素晴らしい環境。日本のプレーで恩返ししたい」とあいさつし、持参したペナントや記念の盾などを交換した。


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