長嶋さん“別宅”に移り懸命リハビリ…特注ユニホームも

日本代表・長嶋茂雄監督 脳梗塞(こうそく)でリハビリ中のアテネ五輪野球日本代表・長嶋茂雄監督(68)=巨人軍終身名誉監督=の長男・一茂氏(38)が4日、都内で会見を行った。5月中旬にリハビリ専門施設から、都内に借りたバリアフリーの“別宅”に移った事実を明かした上で、同監督は五輪参加に向けた意欲的なリハビリを継続。右腕には依然としてまひが残っているものの、特注ユニホームを作製するプランも披露した。〔写真左上:リハビリが順調に進んでいるミスター。願いはひとつ。こんな姿だ。同右下:リハビリの様子について語る長男の一茂氏=代表撮影

 緊急入院から3カ月。順調な回復をみせるミスターのリハビリ状況を、一茂氏が詳細に語った。

 「1日に約5回、今はアテネのことを考えて積極的にリハビリをやっています」

リハビリの様子について語る長男の一茂氏 一茂氏によると右下半身のまひは徐々に回復し、つえなしでの歩行も可能になった。言葉についても「慣れたのかもしれないが、わたしには障害があるようには感じない。想像をはるかに超えた回復をしている」。ただ、右腕のまひはかなり残っており、亜脱臼になる恐れから(三角きんで)吊った状態。それでも現場復帰への情熱を失うことはなく、五輪に向けて全球団の現状を網羅する努力をしているという。

 事実上の退院もしていた。5月中旬にはリハビリ専門施設から都内のバリアフリーの賃貸住宅で、医師や訪問介護などによるリハビリを継続。「ユニホームを着てアテネに行くという青写真を持ち、(右腕を)吊ったままでもおかしくないユニホームを作ってもらおうかとも話しています」と話した。

 ただ、同監督の五輪参加について一茂氏は「私の気持ちは前回の会見と同じ。無理をしてほしくない。医療から見た危険性、本人の意欲、家族の意思が重なることは多分ないと思う」と複雑な胸中を吐露した。

 25日の代表選手最終選考前には、日本代表の長船騏郎・編成委員長と直接話し合い、アテネメンバーの最終確認を行うという。一茂氏は「アテネに行くか、行かないかは本人が判断できる。(7月下旬の最終登録)ギリギリまで待ってあげたい」と話し、7月13、14日の壮行試合(対キューバ)観戦も「可能性はゼロではない」と“現場復帰”の可能性を示唆した。

ミスターの退院後のリハビリ経過

  ★3月26日 本格的なリハビリ開始のため、新宿区の東京女子医大病院から都内の別の病院に転院

 ★4月12日 より本格的な機能回復のためリハビリ施設に移る。さっそく、両腕でつかまれる平行棒を使っての歩行訓練などに取り組んだ

 ★同13日 本格的リハビリ開始。言語、理学療法を2時間。作業、理学療法を2時間の計4時間

 ★同15日 室内での歩行訓練では、ゆっくりとしたペースながら、つえを使って約50メートル歩けるまでになった

 ★5月6日 右手のまひは残るが、歩行に関してはスムーズになり、つえはついているものの介助なしに1人で歩けるまで回復

日本代表・今後の日程
月 日 予   定 
6.25 日本代表24人決定
7.13 壮行試合(キューバ)
  14
  21 IOC(国際オリンピック委員会)エントリー締め切り
8.4 ホテル集合(千葉県成田)
  5 イタリアへ出発
  6 イタリア・パルマ直前合宿
  11 アテネ入り
  15 予選リーグ開始
  24 決勝トーナメント・準決勝
  25 決勝トーナメント・決勝 
  27 帰国
】日付は現地時間


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