五輪派遣へ最終判断…長船委員長が長嶋監督と会談へ

日本代表・中畑ヘッドコーチ(中央) 全日本野球会議の日本代表編成委員会・長船騏郎委員長(79)は31日、脳梗塞(こうそく)でリハビリ中のアテネ五輪野球日本代表・長嶋茂雄監督(68)=巨人軍終身名誉監督=と五輪派遣に関する直接会談を行う意向を明らかにした。同委員長は長嶋氏を監督としてエントリーする方針は変えないとしながらも、実際に出場不可能な場合には自ら後任人事にあたる意思も表明した。〔写真:日本代表・中畑ヘッドコーチ(中央)はミスターに壮行試合観戦をお願い=撮影・千村安雄

 五輪本番まであと2カ月。連日、リハビリに励む長嶋監督の派遣について“決定権”を持つ長船委員長が、近く最終判断を下す意志を示した。

 「近いうちにお見舞いに行って(長嶋氏と)直接話したい。本人が(アテネに)行くと言ってもドクターとも相談しないと。行けないなら長嶋クンに誰が指揮を執るべきか聞いて、オレが(後任を)指名する」

 一貫して長嶋体制の堅持を強調してきた同委員長がこの日のスタッフ会議後、初めて“後任人事”について言及した。

 現在、チーム編成については長嶋監督の意向をくんで中畑ヘッドコーチらが代行。IOC(国際オリンピック委員会)への最終登録は7月21日で、現時点では「長嶋監督で登録する」(同委員長)との方針に変化はない。ただ、同監督の真意と医者らの意見を確認するうえでも直接面談は欠かせないとの判断だ。

 同委員長は「長嶋クンは(日本代表の)ユニホームを着る練習もしていると聞いている」とエピソードを披露。また「早く治って一緒に行こうよと言いたい」とも話した。中畑ヘッドも壮行試合(対キューバ=7月13、14日)について「監督にはぜひ、顔を出して選手にゲキを飛ばしてほしい。結束という意味でも大きいから」と長嶋監督にメッセージを送った。

 代表24選手は週に一度のスタッフ会議を経て25日に発表される。ミスターの五輪出場に向けた結論は、いよいよ最終段階を迎えようとしている。

★中畑ヘッド「メンバーは固まってきた」

 スタッフ会議を終えた中畑ヘッドは代表選考について「メンバーは徐々に固まってきた。次回(7日)の会議で9割方、方向性が見えてくるでしょう」と発言。上原(巨人)、松坂(西武)ら昨秋の予選メンバーを基本線に、今季の調子や1球団2人枠にのっとってチーム編成を進めることになる。

★壮行試合の開催要項を発表

 アテネ五輪野球日本代表の壮行試合となる『ENEOS ワールドチャレンジ』の開催要項が31日、都内のホテルで発表された。7月13、14日にキューバ代表と東京ドームで対戦。日本は代表24人に加え、社会人4投手が参加する。

 キャーバはバルセロナ、アトランタ両五輪を連覇し、W杯では前身の世界選手権を含め8連覇中と、アテネでも日本の最大のライバル。チケットは8日から一部コンビニエンスストアで先行抽選発売を開始。一般発売は19日から。キューバ代表は7月8日の来日後、社会人のシダックスなどとほかに6試合を行なう。


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