長嶋さんが本格的なリハビリ開始のために転院

巨人・原沢広報部長 脳梗塞(のうこうそく)で東京都新宿区の東京女子医大病院に入院していたアテネ五輪野球日本代表監督、長嶋茂雄氏(68)=巨人終身名誉監督、顔写真=が26日、本格的なリハビリ開始のために都内の別の病院に転院した。

 長嶋氏は前日(25日)に行われたMRI(磁気共鳴診断装置)検査の結果、梗塞部位に悪化が見られなかったため、急性期の治療を終了。この日未明、家族とともに一般の乗用車でリハビリ施設やスタッフのより充実した別の病院に移った。

 「プライバシー保護やセキュリティー面を考慮し、何より他の患者への影響に配慮して」(巨人球団関係者)病院名は公表されなかったが、今後は週に4、5日の頻度で「理学・作業・言語」を組み合わせた総合的な治療を集中的に行う。主治医もこれまでの脳神経系医師から、心房細動の再発防止のために循環器系の医師が担当することになった。

長嶋茂雄氏 転院先では診察を受け、午後から早速リハビリをスタート。伝い歩きの他、麻痺(まひ)していた右手もわずかなら自力で動かせるようになってきたという。さらに、「早く病気を治したい」「今年はパ・リーグの開幕が1週間早いんだな」と話すなど、新聞やテレビを見られなくとも野球への関心は持ち続けている様子。前日までに「あと2カ月で戻る」と関係者に語った五輪参戦への情熱も変わらないようだ。ミスターは着実に復帰への階段を上っている。

写真:ミスターの転院を発表する巨人・原沢広報部長=撮影・森本幸一

★ラソーダ副社長が励ましの言葉

 近鉄と業務提携しているドジャースのラソーダ副社長が、練習を視察するため大阪ドームを訪れた。ラソーダ氏はシドニー五輪で米国を指揮して金メダル獲得。アテネ五輪日本代表の長嶋監督について「彼以上の監督を選ぶことはできないだろうし、彼以上の人はいない。完全に回復するよう祈っている」と励ましの言葉を送った。

 長嶋監督が倒れたとの一報は、ドジャースのキャンプ地で聞いたという。「ドジャースのピーター・オマリー元会長も悲しんでいた。わたしも近いうちに長嶋さんにお会いしたい」と話した。


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