「長嶋さん以外はダメ」長船委員長が体制堅持を強調
全日本野球会議の日本代表編成委員会・長船騏郎委員長(79)は7日、成田着の航空機で台湾から帰国。アテネ五輪野球の代表監督について「長嶋さん以外には考えられない」として、今後も長嶋体制を堅持する考えを示した。
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脳梗塞(こうそく)による入院という非常事態にも、長船委員長はあくまでも長嶋体制の堅持という見解を強調した。
「オールスターチームをまとめられるのは長嶋さん以外には考えられない。他の人ではダメ」と断言。さらに「最悪の場合でも、(五輪の)準決勝からきてくれればいい。予選は普通に戦えば勝つだろうし、3人のコーチに任せればいい」として、8月24日の決勝トーナメントから指揮を執る案まで披露した。
アテネ五輪は8月15日から予選リーグが始まるが、長船委員長は「あの3人が長嶋の意向をくんでいるのだから」と当面は中畑ヘッド兼打撃、大野投手、高木守備走塁の3コーチに任せ、指揮は中畑ヘッドに代行させる案を示唆した。
今後は監督不在のままで15日にスタッフ会議を開き、31日の第1次エントリーの人選を進めることになる。一部では前阪神監督の星野仙一シニアディレクター(57)らを後任監督に推す声も挙がっているが「それはこちら(編成委員会)が決めること。委員長は私」と否定的な見解を示した。
| ■長嶋ジャパン・今後の日程■ |
| 月・日 | 予 定 |
| 3・31 | 第1次エントリー締め切り (40人前後リストアップ) |
| 6月下旬 | 日本代表24人決定 |
| 7・13 | 壮行試合(相手未定) |
| 14 | 〃 |
| 21 | IOC(国際オリンピック委 員会)エントリー締め切り |
| 8・4 | ホテル集合(千葉県成田) |
| 5 | イタリアへ出発 |
| 6 | イタリア・パルマ直前合宿 |
| 11 | アテネ入り |
| 15 | 予選リーグ開始 |
| 24 | 決勝トーナメント・準決勝 |
| 25 | 決勝トーナメント・決勝 |
| 27 | 帰国 |
| 【注】日付は現地時間 |
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★長嶋さん8日からリハビリ
右半身に軽いまひが見られるという長嶋監督のリハビリは、8日から始まる。予想されるリハビリの内容について、昭和大学病院で救急医学・脳神経外科を専門にする有賀徹副院長は「3日間も横になっていたのだから起きるのも大変。初日は10分程度行い、日を追うごとに時間を増やす」と説明した。
有賀氏は「一般的には初期的なリハビリはもう始まっているはず」と指摘。これは周囲が行うもので「ベッドで寝ている長嶋さんの手足や股(こ)関節などを看護婦らが曲げたり、伸ばしたりします。そうやって関節を動かさなければ、固まってしまいます」という。
担当医師が発表した8日からのリハビリは、長嶋監督自身が行うもので「病院内のリハビリセンターで行います。重い物を持ったり、歩いたり、自転車をこぐマシンに乗ったり。左右交互に行い、右側の動きを誘う」というメニューになる。
脳梗塞(こうそく)を生じた『左の大脳』は言語中枢が働くところ。会話のリハビリには「病院内の言語療法室で1時間ほど行う。話を聞いたり、自分から話したり。1週間後ぐらいに始まるでしょう」と話している。
■この日のミスター 東京女子医大病院(東京・新宿区)に入院中の長嶋監督の病状を伝える定例会見は、この日も午後3時過ぎから東京・神田錦町の球団本部で行われ、巨人・原沢広報部長は「症状に目立った変化なく、落ち着いている様子」と説明した。
休日とあって医師による検査はなく、点滴治療を継続。夫人の亜希子さんや長男・一茂氏ら兄弟4人が交代で看病にあたっているという。家族の話として「これまでは夜間に身体を動かすなど眠りも浅かったようだが、夕べは熟睡できているようだった。家族も看病に専念したいとのことです」と語った。8日には再度、MRI(磁気共鳴装置)による精密検査を行い、麻痺している右半身のリハビリも病室内で始まる予定だ。 |
★G・堀内監督「見舞いに行きたいが、今は我慢」
堀内監督は、入院中の長嶋終身名誉監督について複雑な胸中を明かした。球団と話し合い、見舞いなどで長嶋氏や家族に負担をかけないように配慮している。「見舞いに行きたいが、今は我慢する。(ダイエー)王さんとも話した。花くらいと思ったけど、たくさん来ても受け取る家族は困るだろう。見舞いも花も、もっとよくなってからするのがいいんだよ」とさびしそうに話した。
(福岡ドーム)
★訪問客の姿はなし
長嶋監督が入院している東京・新宿区の東京女子医大病院には、この日も早朝から約40人の報道陣が詰めかけた。6日にはサンケイスポーツ専属評論家の大久保博元氏が見舞いに訪れたが、この日は球界関係者を含め訪問客の姿はなく、見舞いの花もなかった。一時は騒然とした病院前だが、容体が安定していることもあり、時間とともに平静を取り戻しつつある。
★読者からのメッセージ続々
各界からエールが送られる中、闘病を続けるミスター。サンスポコムにも、読者からの熱いメッセージが続々と届いている。
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◆藤原隆さん(41)=会社役員 「私の父(62歳)も脳梗塞(こうそく)で、2年間入院しています。でも、長嶋さんは病状を聞く限り、軽症でホッとしてます。今まで戦ってきた男に神が与えた休息なのではないでしょうか」(三重県在住)
◆北川洋平さん(27)=フリーター 「私はガチガチの阪神ファンで、巨人は憎い相手。でも、長嶋さんだけは違います。また長嶋さんのあの笑顔と笑い声が聞きたい。ミスター、頑張れ!!」(京都府在住)
◆宮本由佳史さん(16)=学生 「まだ16ですが、長嶋さんを前から見ていていろいろな面で尊敬していました。とにかく日本国民が回復を祈っています。オリンピックも大事ですが、今は自分の体を大切にしてください」(静岡県在住)
◆鈴木肇さん(24)=自営業 「病気に負けないで! オリンピックも近づいてきて心配だとは思いますが、まずは体を休めるのに専念してください」(東京都在住)
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