世代交代進めV奪回−キューバ、集中打で金
メーンポールにキューバの国旗が掲げられる。野球が正式競技になって4大会で3度目の優勝だが、8年間待ち望んだ金メダルである。決勝で好リリーフを見せたパルマは「キューバにとって偉大な勝利だ」と喜びを表現した。1次リーグは日本に敗れて2位だったが、準決勝のカナダ戦は八回に6点を奪い逆転勝ち。決勝のオーストラリア戦も六回に5安打で4点を挙げ、優位に立った。9試合でチーム本塁打は8本と日本の14本に及ばないが、驚くべき集中打で一気に相手の戦意を喪失させて勝利を重ねた。
ワールドカップは8連覇中(前身の世界選手権を含む)。他国を寄せ付けぬ強さで王者に君臨してきたが、決勝で米国に敗れたシドニー五輪以降、リナレス(中日)キンデラン(シダックス)らベテランが代表から引退。世代交代の波が押し寄せた。さらに、大リーグ入りを求め、エースのコントレラス(ホワイトソックス)ら有力選手の亡命も相次いだ。
しかし、多少の失敗は我慢して若い人材を起用し続け、21歳の1番打者パレ、20歳の主砲グリエルらが台頭してきた。五輪の主役はやはり「赤い稲妻」だった。(共同)
〔写真:オーストラリアを破って金メダルを獲得し、マウンドで帽子を投げ喜ぶキューバナイン=野球センター(共同)〕
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