左が並ぶカナダは左腕・和田毅で封じる

左腕・和田毅 野球の豪州戦で痛恨の1敗を喫した日本は20日、予選リーグ第5戦で4戦全勝の首位カナダと対戦する。19日は練習休日だったが、先発予定の左腕・和田毅投手(23)=ダイエー=はアテネ市内で遠投など軽めの調整を行った。左打者を並べるカナダ打線には「左腕」で勝負。予選1位通過に向けた後半3連戦が始まる。〔写真:カナダ戦の先発が予定される左腕・和田毅。「左には左」で左打者8人の打線を封じ込める=撮影・尾崎修二



 もう絶対に負けられない。豪州戦の1敗から一夜明け、中畑ヘッドコーチはたばこをくゆらせながら、カナダ戦に思いをはせた。

 「カナダは強い。打者は振り回すことなくコツコツと当ててくる。向こうも(予選突破を)決めにくるだろうから、こちらもキューバ戦以上の気持ちでやらないと」。4戦全勝の好調カナダとの大一番。日本にとっては1次リーグ1位通過の可能性をつなぐ重要な戦いだ。

 カナダは予選4試合で投手陣はわずか3失点。25得点を挙げている打線は元ヤクルトのベッツを含め、先発9人中8人が左打者という超攻撃型オーダーを組む。「左には左」−。この鉄則通り、日本も先発陣で唯一の左腕・和田毅を立てて必勝態勢を敷く。

 登板前日のこの日、チームは休養日。だが、和田毅は上原ら3投手とともに遠投などで軽く汗を流した。「左打線に対して左投手が不利になることはないはず」と自信を見せるのも当然だ。

 1年目の昨季から五輪前まで、対左打者の通算被打率.220(対右打者通算.225)。「デーゲームで暑いので、テンポよく野手の攻撃のリズムを作れるように投げたい」と五輪初登板にも気負いはなかった。

 18日夜(日本時間19日未明)、城島はカナダvsギリシャを視察した。「ビデオだけでは分からない部分も感じることはできた。引き出しをいっぱい作っておくことが必要ですから」とダイエーバッテリーによるカナダ封じを予告した。

 カナダ、台湾、ギリシャと続く1次リーグ後半戦。「とにかく残り全部勝ってやるよ」と中畑ヘッドコーチ。長嶋ジャパンの真価が試されるときが来た。

山田貴史



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