【野球】長嶋ジャパンに新たな難敵、カナダ侮れん!
長嶋ジャパンに新たな難敵が浮上した。野球の1次リーグで、4大会ぶり3度目出場のカナダが15日、初戦の台湾戦で7−0と大勝。視察した日本代表の中畑清ヘッドコーチ(50)が警戒警報を発令した。金メダルの最大のライバルとされるキューバに加え、カナダの底力が判明したことで、金メダル争いは3強の様相を呈し始めた。
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浮かれている暇などなかった。開幕戦(15日)の対イタリアを7回コールド発進。劇勝に沸いた長嶋ジャパンだが、同日夜に行われたカナダ−台湾戦に背筋が凍った。
「カナダがいいよ。コツコツとよくバットに当ててくる。ああいうのはピッチャーにとって苦しいよな。投手陣も球種が豊富で大崩れしない」
自ら偵察に乗り出した中畑ヘッドコーチが、警戒心をあらわにした。
元ヤクルトのベッツら先発野手9人中8人が左腕。台湾戦では一発こそなかったが、9安打で7点をもぎとった。相手のミスを誘う走塁、投手を中心にした堅い守り。スタイルは完全に長嶋ジャパンと同じだった。
米大陸予選2位のカナダは五輪参加国で争った5カ国対抗(8月上旬、イタリア・ローマ)で全勝優勝。壮行試合で日本を破ったキューバを9−1と軽くひねり倒した。キューバの本気度に疑問の声もあったが、柴田チーフスコアラーら偵察部隊もカナダの好調さを改めて痛感。膨大な量の資料を持ち帰った。第2戦のイタリア戦(16日)にも同スコアラーら3人の忍者部隊を送り込む徹底ぶりだ。先発も左腕・和田(ダイエー)を急きょ当初のキューバ戦から変更した。
「明日、どうなるか分からないのが野球だ」とイタリア戦後にファクスでコメントを寄せた長嶋監督。頂点をかけた争いは2強から三つどもえの様相へと変貌(へんぼう)した。
(山田貴史)
★強力助っ人は料理長
長嶋ジャパンに強力助っ人! 長嶋監督の強い希望で料理人としてスタッフ入りしていた高級割烹(かっぽう)『分とく山』の野崎・総料理長が宿舎に到着した。納豆、稲庭うどん、みょうが、わさびを日本から持参した野崎さん。「少しでも日本代表のお役に立てれば」と気合を入れなおしていた。
★キューバは自信深める白星発進
17日夜(日本時間18日未明)に日本と対戦するキューバは、開幕試合で豪州を4−1と破り無難なスタートを切った。エンリケスとウルティアが本塁打を放ち、先発のパルマも好投。ベレス監督はとりわけパルマを高く評価し「よく投げてくれた。彼はキューバに金メダルをもたらしてくれるよ」と、2大会ぶりとなる優勝に自信を深めた様子だった。
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