【野球】ノリら右打者に文字通りの追い風、アテネの“浜風”
15日に1次リーグ第1戦(対イタリア)を迎える野球五輪日本代表は13日、ヘリニコ五輪会場で完全非公開で練習。サインプレーの最終確認などを行った。前日12日には、1次リーグはじめ、準決勝(24日)、決勝(25日)が行われるメーン球場で初練習。右翼から左翼へ強い“浜風”が吹く決戦の舞台で、中村紀洋(近鉄)、城島健司(ダイエー)ら主砲の一発に期待がかかる。〔写真:決戦の舞台となるメーン球場で初練習する野球日本代表。自然を味方につける=共同〕
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決勝まで順調に進めば、1次リーグから9試合中、決勝など7試合を戦うメーン球場。12日に行った初の打撃練習では、白球が面白いように左翼フェンスを越えた。
「気持ちええね。開幕が迫ってワクワクしてる」と中村。金メダルへの追い風だ。メーン球場では右翼から左翼へ常時風速約5メートルの風がエーゲ海から吹き抜ける。右打者有利の“浜風”。さながら甲子園の雰囲気だ。
「つなぎの野球」に徹する長嶋ジャパン。中村も、10日のセリエA選抜戦では送りバントもした。だが、ここ一番で、中村はじめ、城島ら右の大砲にとって“浜風”は、大きな味方。中畑ヘッドも「この球場を庭のように思えるようになってほしい」という。
「長嶋さんの気持ちを思って、一人一人まとまって、ぶつけていく」。ノリが追い風に乗って、メダルを逃した4年前の悔しさを晴らす。
(山田 貴史)
★投手陣にはやっかい
右打者に有利な“浜風”だが、投手陣にはやっかいだ。「これだけ風が強いとピッチャーには不利ですね」は松坂(西武)。また岩隈(近鉄)も「外野に飛んだ打球は伸びますね」と警戒感を強める。守備面でも風は要注意。宮本(ヤクルト)は「内野と外野が、大きな声を掛け合わないと」と話していた。
★3コーチが開会式参加見送り
野球日本代表の中畑、大野、高木の3コーチが、予定していた五輪開会式の参加を見送った。13日の練習が午後2時に終了したが、アテネ中心部の交通規制や14日の前日練習開始時刻が午前8時半と早いことが理由。長嶋監督直筆の『3』が入った日の丸を持参して行進する考えだった中畑ヘッドは「規制などもあって、タイミングを失った。(開会式は)テレビで感動を受けたい」と残念がった。
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