メダルでメジャーに! 代表11人一丸

 バドミントン五輪代表の壮行会が20日、都内で行われ、男女11選手が勢ぞろいした。5月の国・地域別対抗戦の女子ユーバー杯(ジャカルタ)で、14年ぶりに銅メダルを獲得した。06年には同大会の日本開催が決まり、日本バドミントン協会では中継テレビ局を急募。五輪でのメダル獲得を足がかりに、2年後のメディア進出を狙う。

 ブ厚い祝儀袋が、五輪代表の手に。中身は激励金の5万円也。女子にはユーバー杯の報奨金100万円も渡された。

★アテネ五輪・バドミントン日本代表★
種目氏名所属年齢
男子単佐藤 翔治MMGアローズ21
山田 英孝日本ユニシス27
舛田 圭太トナミ運輸25
大束 忠司  〃  26
女子単米倉加奈子ヨネックス27
森 かおり三洋電機24
田中 美保  〃  28
中山智香子  〃  28
吉冨 桂子NEC九州29
山田 青子三洋電機26
山本 静香ヨネックス28
混合複大束 忠司トナミ運輸26
山本 静香ヨネックス28
 「バドミントンはずっと、メダルに届かなかった。死に物狂いで大輪を咲かせて欲しい」。遠井稔男監督が語気を強めた。昨年の世界選手権で女子ダブルスの山本静香、山田青子組が銅メダル。今年はユーバー杯でも銅メダルを獲得し、ムードは高まるばかり。06年には、その地域・国別対抗戦を日本で開催する。

 かつて、陣内貴美子(現タレント)らの活躍で人気を博した。だが、五輪正式競技となった92年のバルセロナ大会からメダルなし。注目度が落ちる中で、協会は広告代理店を通じ、2年後の一大イベントのテレビ中継局を募集中だという。

 「(テレビ局は)食らいついてくれないですね。五輪でメダルを獲れば違ってくるんでしょう」と遠井監督。バドミントンをメジャーの座に押し上げるために、五輪のメダルが欲しい。

 五輪には、金メダル獲得で1000万、銀で500万、銅で300万円の報奨金を用意した。巨額の富に加え、メディア露出の大チャンス。バドミントン戦士に“シンデレラストーリー”が待つ。

★五輪日本史★

 1946年に日本バドミントン協会が創立し、本格的に普及した。66年には女子チームが、国別世界選手権で初出場初優勝に偉業を果たした。五輪では公開競技だった72年ミュンヘン大会で女子シングルスの中山紀子が金、湯木博江が銅、88年ソウル大会で女子シングルスの北田スミ子、男子ダブルスの松野修二、松浦進二組が銅メダルを獲得。正式競技になった92年バルセロナ大会以降、日本人選手はメダルを獲得していない。

★世界の勢力★

 男女ともに中国が世界一の実力を持ち、5月の国・地域別対抗戦、男子のトマス杯、女子のユーバー杯(ともにマレーシア)ではアベックVを果たした。男子で続くのはトマス杯2位のデンマークや韓国、マレーシアで、日本は第3グループに位置する。一方、女子は日本と韓国、デンマークが第2グループといえる。

★ルール★

 高さ1メートル55のネットをはさみ、ラケットでシャトルコックと呼ばれる羽根を打ち合う。種目は男女各シングルス、各ダブルス、混合ダブルスがある。試合はいずれも3ゲーム中、2ゲームを先取した方が勝ち。各ゲームのポイントは女子シングルスが11点で、それ以外の種目が15点。サーブ権を持っている方がラリーに勝った場合に1ポイントが与えられ、負けたときにはサーブ権が移動する


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