室伏広治、今季世界最高82メートル18で2年連続優勝
男子短距離のエース・末続慎吾(23)=ミズノ=に大ピンチ。国際グランプリ大阪大会(8日、長居陸上競技場)で末続は、男子400メートルリレーの第2走者として出場後に左太もも裏に違和感を覚え、男子100メートルを棄権した。男子ハンマー投げの室伏広治(29)=ミズノ、写真=は今季世界最高の82メートル18で2年連続4度目の優勝を果たし、五輪イヤーを好スタート。小島初佳(29)=ピップフジモト=ら全4選手が既婚者の女子400メートルリレーは、43秒77の日本新記録をマークした。
★モーリス・グリーンとの対決はお流れ
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| 末続慎吾 |
末続の足が悲鳴をあげた。男子400継の2走で爆発的な加速をみせたが、50メートル付近で左太もも裏に痛みが走った。リレーは38秒35の国内最高記録で優勝したが、末続は約2時間後の男子100メートルを棄権。モーリス・グリーン(米国)との夢対決はお流れとなった。
「今年初めて試合でのスピードを出したので、正直びっくり。足がツリそうになった」。症状は軽く、次走は6月の日本選手権で変更はない。しかし、アジア最速のスピードを生み出す肉体は、けがとも闘う宿命。シドニー五輪は決勝(第3走者)で右太ももに肉離れを起こし、昨年のパリ世界選手権では200メートル銅メダルの疲労でリレーを欠場した。
「トップギアに入ってなかったけど、思った以上の力が出た。ボクの知らないスピードだった」。末続自身がとまどうほどの進化で、肉体が破壊。アテネでは吉と出るか凶と出るか−。
★6投すべて80メートル超え
鉄人・室伏は今季初戦から絶好調だ。6投すべて80メートル超え。3投目に今季世界最高の82メートル18を投げ、アヌシュ(ハンガリー)、ジオルコフスキー(ポーランド)ら強豪を一蹴した。
「最初の試合としてはいい結果だった。自分の投げ方を確かなものにするための練習をしてきた結果が出ている」。昨年12月から米国のオレゴン大で4回合宿。96年アトランタ大会銀メダルなど五輪4度出場、38歳まで現役を続けた米国の鉄人ランス・ディール氏(42)の指導でハンマー投げの奥深さを学んだ。故障を避けるため今後は試合数も抑え、アテネの金メダルを目指す。
| 優勝者 |
| 【男子】 |
【女子】 |
▼100 モーリス・グリーン(米国)10秒04
▼400 アレイン・フランシク(グレナダ)44秒47
▼5000 フィリップ・モシマ(日立電線)13分24秒94
▼110障 劉翔(中国)13秒06
▼400障 為末大(APF)48秒87
▼3000障 ジョン・コスゲイ(ケニア)8分23秒95
▼三段 ティモシー・ルーサン(米国)16メートル93
▼棒高 ティモシー・マック(米国)5メートル60
▼ハンマー 室伏広治(ミズノ)82メートル18
▼400継 日本A(朝原、末続、吉野、大前)38秒35
▼1600継 日本A(小坂田、山口、伊藤、田端)3分1秒70 |
▼100 トーリ・エドワーズ(米国)11秒06
▼5000 ルーシー・ワゴイ(スズキ)15分14秒44
▼400障 サンドラ・グロバー(米国)54秒95
▼走幅 池田久美子(スズキ)6メートル65
▼走高 ペトリナ・プライス(豪州)1メートル89
▼ハンマー イプシ・モレノ(キューバ)72メートル92
▼砲丸 李梅菊(中国)18メートル71
▼400継 国際混成(フィンズ、ゲインズ、オンヤリ、エドワーズ)43秒22 |
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