規律委で再検査拒否の理由を説明、結論は「総合的に判断」

 国際オリンピック委員会(IOC)は29日、ドーピング(薬物使用)の再検査に応じなかったアテネ五輪陸上男子ハンマー投げ優勝者、アドリアン・アヌシュ(ハンガリー)の問題を審議する規律委員会を開いた。規律委の聴聞に応じる予定だったアヌシュは、病気を理由に欠席した。

 アヌシュに代わって規律委に出席したハンガリー・オリンピック委員会のシュミット会長は、聴聞終了後、「アヌシュが再検査を受けなかった理由を説明した。IOCからは、総合的に判断して結論を出すと伝えられた」と述べた。

 シュミット会長によると、アヌシュは27日に求められた再検査で、検査場所に指定された警察署に来るよう要請され「犯罪者でもないのに、なぜ警察に行かねばならないのか」と憤り、検査を拒否したという。

 IOCの規定では、検査拒否はドーピング違反とみなされる。規律委の後の理事会は29日午後3時(日本時間同日午後9時)開始の予定で、アヌシュの失格、金メダルはく奪が決まれば、2位だった室伏広治(ミズノ)が繰り上がって優勝となる。


著作権、リンク、個人情報について