【マラソン】金はカネなり、野口みずきにボーナス5000万円

野口と藤田監督(左) 女子マラソンで金メダルを獲得した野口みずき(26)が27日、名古屋市のグローバリー本社で優勝報告。5000万円を超える報奨金が出されることが確実となった。五輪3連覇の柔道男子60キロ級の野村忠宏(29)=ミキハウス=も推定5000万円の報奨金を手にしそうだが、加治屋尚会長(63)は“野村超え”を示唆。ビッグボーナスを糧に、狙うは五輪2連覇だ。〔写真:野口は藤田監督(左)とともに名古屋市内のグローバリー本社を訪れ、優勝報告。同社からはボーナス5000万円が贈られる=撮影・榎本雅弘



 26日の帰国から一夜明け、野口はこの日、名古屋市内のグローバリー本社で金メダルの報告。社員や市民合わせ約300人に迎えられ「皆さんの応援の後押しを受けて最高の走りができました。おかげでメダルというおみやげを持って帰ることができて本当に良かったです」とあいさつ。大きな拍手を浴びた。

 五輪マラソンで日本女子が連覇を果たす値千金の金メダル。同社の加治屋会長は、快挙にふさわしいビッグボーナスを検討していた。柔道で前人未到の五輪3連覇を果たした野村には所属のミキハウスから5000万円が贈られる見込みだが、加治屋会長は「他の企業と比べても恥ずかしくないくらい(の金額)。柔道は数分、でも野口は2時間も走っているんだから」と話したのだ。

 ビッグボーナスは9月1日の同社役員会で正式決定される見通しだが、03年世界選手権銀メダルの際も、数千万円のボーナスが検討されたことからも、“野村超え”は確実。金メダリストへの報奨金は日本オリンピック委員会(JOC)から300万円、日本陸連からも500万円が用意されており、同社からは4度目の会長特別賞(純金メダル、金一封)も授与される。野口はまさに“ジャパニーズドリーム”を実現したことになる。

 報奨金女王の座も見えてきたマラソン女王。今後2カ月間は完全休養にあて、五輪の金メダルにより選考会なしで出場が確実な、来年の世界選手権に備える。藤田信之監督(63)は「これ以上のメダルはないけど、4年後も出してみたい」と五輪連覇という目標も設定。野口自身も「(意欲は)やっぱりあります」と話した。報奨金を糧に、08年北京の舞台で、もう一度頂点を目指す。

坂本武生


グローバリー

 1963(昭和38)年7月設立。1997(平成9)年11月に名証2部上場。主な事業内容は先物取引商品の売買取引および受託業務、商品投資販売業務、金融業務など。資本金28億円。従業員数781人(男633人、女148人、平成16年4月1日現在)。


★アミノバリューが金支えた

 野口は金メダルの原動力に、給水ドリンクとして使用した大塚製薬の健康飲料「アミノバリュー」をあげた。運動時に必要なアミノ酸などを含む飲料で、スイス・サンモリッツでの7月の高地合宿の時から「疲れをあんまり残さない」と愛用していた。五輪本番では最大限に威力を活躍。「あの日はずっといい状態でいけたし、給水が疲れた体を支えてくれましたね」と絶賛していた。

★笑顔で帰国の土佐は「結婚解禁」?

 女子マラソンで5位入賞の土佐礼子(28)=三井住友海上=が帰国。「五輪のレースは面白かった。またマラソンが走りたくなった」と笑顔をみせた。当面の目標は3年ぶりの出場となる12月の全日本実業団女子駅伝と、交際を続ける愛媛・松山大の先輩・村井啓一さん(30)との結婚。入籍はまだだが、「アテネが終わるまでこの話は封印してたんです。走りながらの週末婚ですね」と口も軽やかだった。


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