アヌシュの尿検体提出期限切れ、金はく奪か
陸上男子ハンマー投げで優勝したアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)のドーピング(薬物使用)疑惑について、ハンガリー・オリンピック委員会のパル・シュミット会長は27日、同選手は国際オリンピック委員会(IOC)から同日午後1時(日本時間同7時)までに再検査に応じるよう求められていたことを明らかにした。
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シュミット会長は「期限までに尿検体を提出するようコーチに伝えたが、提出したかどうかは確認できていない」と述べた。同会長はハンガリーのラジオ局とのインタビューで「アヌシュが新しい尿検体をIOCに提出しなければ、金メダルを失うことになるだろう」と述べた。アヌシュの金がはく奪されれば2位の室伏広治(ミズノ)が繰り上がって金メダルとなる。
AP通信によると、既にハンガリーに帰国しているアヌシュは26日、疑惑が広まったことで「尊厳を傷つけられた」として引退を表明。またメディアに対する書簡の中で「(再検査で)別の検体を提出したとしても、真実の結果が出る保証はどこにある。検体が操作されることを許すわけにはいかない」と、再検査を求める動きに不信感を示していた。
アヌシュが五輪での競技後の検査はパスしている点について、IOC関係者は「IOCは、アヌシュが本人の尿検体をきちんと提出したかどうかを明確にしようとしている」と述べた。アヌシュの同僚で、男子円盤投げの金メダルをはく奪されたローベルト・ファゼカシュは、検査で検体をすり替えようとしたとも指摘されている。(共同)
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