23歳・坂本も胸張る7位、「メダルは4年後」
最後は胸をはって、ゴールした。五輪初挑戦。23歳、坂本直子(天満屋)のアテネロードは7位入賞で幕を閉じた。
「勝負どころだと思っていた25キロで、きつくなって先頭と離れてしまった。後半は1人できつかった。7位? 走るからにはメダルを獲りたかったのですが、メダルは4年後にお預けです」
前半こそ先頭集団にくらいついたが、25キロ地点を前にして足が止まった。それでも、持ち前の粘りで追い上げ。堂々、世界の7位に入った。
今年1月、代表選考レースの一つ大阪国際女子マラソンで優勝。五輪キップをつかみとった。今年4月からは米アルバカーキ合宿を敢行。厳しい練習を積むはずが、右ひざを痛めるアクシデント。5、6月は月間の走り込みを700キロほどに減らし、調整に修正を余儀なくされた。7月からは、場所を米コロラド州に移し高地合宿。万全を期したはずの本番だが、調整の後れを取り戻すことはできなかった。
ゴール後は笑顔で報道陣のインタビューに応じた。栄えある入賞。でも、メダルに届かなかったことが心残り。今度こそ…4年後の北京五輪に向けての再挑戦がスタートする。
〔写真:力走でゴールする坂本。こちらは7位だ=共同〕
| 坂本 直子(さかもと・なおこ) 1980(昭和55)年11月14日、兵庫・西宮市生まれ。23歳。兵庫・県西宮高時代には、高校総体、全国高校駅伝の出場経験はないが、99年の天満屋入り後に成長した。03年大阪国際で2時間21分51秒の初マラソン日本最高をマークし3位。同年の世界選手権は4位。ことし1月の大阪国際で初優勝し、五輪代表を決めた。1メートル61、44キロ。 |
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★そのとき★
坂本の地元、兵庫県西宮市や所属する天満屋がある岡山市では、同僚らが最後まで声を振り絞り応援した。岡山市では同僚や地元の陸上関係者ら約350人が市内のホールに設けられた応援会場でテレビ観戦。石井正弘知事は「坂本選手は進化しているので必ずや4年後は金メダルを取ってくれるだろう」と笑顔で話した。
★代表選考騒動★
国民栄誉賞ランナー、高橋尚子の落選で大騒動に。日本陸連は昨年の世界選手権で銀の野口は代表にいち早く決定。今年3月の名古屋国際で選考4レース中、最高タイムを出した土佐を2番目に選出。最後は高橋と坂本の争いとなったが、昨年11月の東京国際で終盤で失速した高橋より、今年1月の大阪国際の終盤で驚異的なスピードをみせた坂本を選出した。しかし高橋を指導する小出義雄監督は「過去の実績を評価するはずでは」と疑問を投げかけた。
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