
ショートトラックW杯の女子1000メートルで日本選手初の総合優勝がきまった酒井(右)は、杉尾憲一監督とがっちり握手 (共同)【フォト】
スピードスケート・ショートトラックW杯最終戦(12日、オランダ・ドルドレヒト)女子1000メートルで今季2勝を挙げた24歳の酒井裕唯(岐阜ク)が総合優勝した。日本スケート連盟によると、開催14シーズン目のW杯で日本選手の総合優勝は初めて。酒井は12日の1000メートルは6位で、伊藤亜由子(トヨタ自動車)が5位、桜井美馬(早大)が8位。女子3000メートルリレーの日本は3位だった。
有終の美は飾れなかったものの、自然と笑みがこぼれた。24歳の酒井は「狙っていたわけではないので自分でも驚いている」と、日本人初の総合優勝に照れたような表情を浮かべた。
W杯得点でトップに立って迎えた最終戦。2度実施された1000メートルで攻めの姿勢を貫いた。11日は準々決勝、準決勝とも1着で突破し、決勝も一時は先頭を引っ張り4位。ただ12日は決勝に進めず、「まだ波がある」と悔しさも残った。
「一番初めのW杯で優勝できたことで弾みがついた」という今季は、日本女子初の優勝を含め2勝。近年低迷する日本ショートトラック界に現れた新星は「連戦で疲れもあった中で、ここまでできた。万全の態勢で臨んだら、という期待感もある」と3月の世界選手権(上海)に目を向けた。
(紙面から)