
岩渕(右)は和宇慶との激しい打ち合いを制し、新王者になった (撮影・中井誠)【フォト】
ダイヤモンドグローブ(13日、後楽園ホール)日本Sライト級タイトルマッチは同級1位の挑戦者・岩渕真也(26)=草加有沢=が王者の和宇慶勇二(31)=ワタナベ=に7回1分34秒KO勝ちし、新王者となった。日本Sバンタム級タイトルマッチは王者の芹江匡晋(28)=伴流=が挑戦者の石本康隆(30)=帝拳=を3−0の判定で下し、6度目の防衛に成功した。
8割を超えるKO率を誇る岩渕は、序盤から強打で試合を支配。7回に左右のフックでダウンを奪うと、王者はファイティングポーズをとれなかった。「時間がかかったけど、日本チャンピオンになれてうれしいです」
日本ランク入り目前だった3年前にバイクで交通事故に遭い、完治に2年を要した。復帰後は「一度でも負けたら引退だと思っている」と目標への歩みを加速した。
背水の陣だけに戦略は緻密。初タイトル戦だったこの日も「判定に持ち込まれないよう、流れを変えた」と3回ににらみ合い、6回にはトリッキーなステップを披露。持ち前のパンチ力を生かす展開に持ち込んだ。
草加有沢ジムにとって約14年ぶりの日本王者。26歳は「ボクシング人生は短い。もう回り道はしたくない」と大きな一歩を喜んだ。(櫃間訓)
(紙面から)