DeNA・古市尊は約1カ月半ぶり今季2度目の先発マスク=横浜スタジアム(撮影・岩崎叶汰) (セ・リーグ、DeNA-ヤクルト、15回戦、18日、横浜)1軍定着に向けてチャンスが巡ってきた。DeNAに加入して1年目の古市尊捕手(24)が、約1カ月半ぶりで今季2度目の先発マスクをかぶった。FAで西武に移籍した桑原の人的補償として加わった24歳は「食い込まないといけない」と正捕手争いに意欲をみなぎらせる。
守備の見せ場が早々に訪れた。一回1死一塁で二盗を試みた一塁走者の長岡を正確な送球で刺し、三振併殺を完成させた。リードを含む守備力には定評があり「守備では絶対に負けない」と鼻息が荒い。捕手出身の相川監督は「落ち着いてプレーできる」と評してきた。
1軍と2軍を行き来し、12日に再登録された。古市にとって攻撃と守備は表裏一体にあり、試合中は相手バッテリーの攻め方を含め「配球のことしか考えていない」。ファーム・リーグでは攻撃中に村田2軍監督が指揮を執る本塁寄りのベンチに座り、状況に応じて打席での狙い球を聞くこともあった。
投手との積極的な対話にとどまらず、アナリストとも意見交換。ベンチで気付きをノートに記し、配球のバリエーションを広げている。村田2軍監督は「ピッチャーとコミュニケーションを取る姿勢がすごくいい。守る方は全く心配していない」と信頼を寄せる。
目指すは「勝てるキャッチャー」。ポジションを争う22歳の松尾に負けじと、強みの守備力を生かして扇の要を担う。(鈴木智紘)