三塁でノックを受ける巨人・リチャード。奥は石塚裕惺=那覇市の奥武山公園(撮影・萩原悠久人) 用意された椅子は1つだけ―。巨人は27日、沖縄・那覇キャンプでの韓国ハンファとの練習試合(那覇)が雨天中止となった。主に一塁で練習していたリチャード内野手(26)が今キャンプで初めて三塁でノックを受け、サード争いが激化の兆しを見せた。
「どこでも行ける準備をしている。いけと言われたところでやるだけ」
昨季5月にソフトバンクからトレードで加入し、三塁、一塁を守りながら自己最多の11本塁打を放ったロマン砲は短い言葉に覚悟を込めた。
三塁を守った主砲・岡本が大リーグへ移籍し、空席となったホットコーナー。その勢力図は、まさに群雄割拠だ。28日の韓国サムスン戦(那覇)で、今年初めて守備に就く20年目の坂本、メジャー通算47発の新外国人・ダルベック、期待の19歳・石塚も虎視眈々とその座を狙う。
3月1日に打ち上げるキャンプは、サムスン戦が最後の実戦となる。阿部監督は「いい形でまた(東京に)戻ってオープン戦に入れるように」とアピール合戦に期待。実力者ぞろいの熾烈(しれつ)な椅子取りゲームに、リチャードが殴り込む。(依田雄太)