好投した阪神・今朝丸裕喜=エナジックスタジアム名護(撮影・水島啓輔) (オープン戦、日本ハム5-2阪神、23日、沖縄・名護)花丸デビューだ! 阪神はオープン(OP)戦3戦目で初黒星を喫した。今朝丸裕喜投手(19)は三回から2番手でOP戦初登板し、1回⅓を無安打無失点。藤川監督から昨季本塁打&打点の2冠、レイエス斬りを命じられ、空振り三振に仕留めた。高卒2年目。日本ハムのエースへの階段を上っている達孝太投手(21)のようにグングン成長せよ!
レイエスの巨体が揺れる。バランスを崩して、右手はバットから完全に離れていた。高卒2年目、19歳の今朝丸が異例のテストを圧巻の投球でクリアした。昨季2冠王から3球三振。最高気温24度の沖縄・名護で才能のつぼみを膨らませた。
「自信にはなりました。うれしい気持ちはありますが、満足せず、次は真っすぐで三振を取れるように、どんどん真っすぐを上げていきたい」
謙遜しながらも言葉には闘争心が宿っていた。
三回から2番手でOP戦初登板。1回だけの予定だったが、先頭・浅間から3人をわずか9球で片付けたため、首脳陣のプランが変更された。四回の先頭が昨季32本塁打、90打点のレイエスだったことで〝延長戦〟が決定。初の宜野座キャンプスタートが決まった際、藤川監督は成長させる上で「本気を」見せることを宣言していたが、今朝丸自身がその場をもぎとり、結果を出した。
若虎は物おじしない。真っすぐとカーブで追い込むと、最後はあざ笑うかのように101キロのスローカーブを外角に投じた。「カーブはもともと自信があった。高校のときは決め球ではあまり使っていなかったので、そこが一番変わったかも」。この日の最速は145キロ。188センチの長身としなやかな腕の振りで、球速はそれ以上に感じた。日米通算165発のレイエスも驚くはずだ。