2点本塁打を放つ法政大・松下歩叶(撮影・岩崎叶汰) 東京六大学秋季リーグ第7週第2日(27日、東大0-5法大、神宮)ヤクルトからドラフト1位で指名された法大・松下歩叶(あゆと)内野手(22)が27日、東京六大学野球リーグの東大2回戦に「4番・三塁」で先発出場し、六回に左越えへ今秋3号の2ランを放った。現役選手最多のリーグ戦通算13号で、5-0での勝利に貢献。来季から本拠地となる神宮球場で勝負強さを発揮した。東大と1勝1敗とし、28日の3回戦で勝ち点をかけて学生最後の試合に臨む。
苦楽をともにした仲間が喜ぶ神宮の一塁ベンチに向かって、雄たけびを上げた。ヤクルトからドラフト1位指名された法大・松下が、1-0の六回2死一塁で左翼席中段へ飛び込む特大2ラン。両手に残る感触で柵越えを確信し、バットをほうり投げて感情を爆発させた。
「次の1点が大事だと思っていて、それを自分で取ることができた。いつも以上に集中力を持って入った打席。うれしさが出ちゃいました」
勝負どころを見逃さなかった。2打席凡退で迎えた第3打席。カウント1-1から内角の直球に反応して回転した。豪快に引っ張って今秋3号とし、現役選手最多を更新するリーグ戦通算13号。1点を先制した五回終了後のミーティングで主将の松下が「次の1点が大事」と声をかけた中、自らのバットで追加点をたたき出し「このリーグ戦で一番といっていいくらい手応えのある打球だった」と自賛した。
法大、大学日本代表で主将を担ったキャプテンシーも魅力の一つ。ドラフト会議翌日の24日に指名あいさつしたヤクルトの青木GM特別補佐が「ゆくゆくはチームを引っ張ってくれる選手になってほしい」と期待をかける人間性が、試合前からにじみ出ていた。25日の1回戦で最下位の東大に敗れ、沈むチームメートを言葉で鼓舞。「集大成。2連勝して終わろう!」と奮起を促した。