試合に敗れ、ファンにあいさつをするオリックス・岸田護監督(左)=エスコンフィールド(撮影・今野顕) (パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストステージ、日本ハム5-4オリックス、第2戦、日本ハム2勝、12日、エスコン)レギュラーシーズン3位のオリックスは2位の日本ハムに逆転負けし、敗退が決まった。就任1年目の岸田護監督(44)は「首脳陣もアップデートしながら選手を輝かせられるように」とレベルアップを誓った。
緊迫した終盤戦で、相手の勢いと敵地の雰囲気にのみ込まれた。レギュラーシーズンで9ゲーム差をつけられた2位日本ハムとの力の差が浮き彫りとなり、岸田監督は率直に心境を打ち明けた。
「うちは3位で怖いもの知らずで(北海道に)乗り込んだんですけどね。現状では力の差があった。本当に今日は悔しかった」
勝利まで一息だった。本調子ではなかった先発の宮城を3回で下げて2番手に九里を投入。4回無失点の好救援で1点のリードを守ったが、八回に暗転した。実績と経験豊富な35歳の岩崎にマウンドを託したが、2死走者なしから連打されるとレイエスにフルカウントからの外角直球を右翼後方にはじき返されて逆転を許した。現役時代に先発から抑えまで経験した指揮官は「こういうことは起こる。ステップアップしていくための糧にしてもらわないといけない」と責めなかった。
今季は開幕前から救援候補の投手が故障で次々に長期離脱。手薄となったブルペンのやりくりに苦労しながらも、トレードで途中加入した岩崎や若手を積極起用し立て直した。来季からはリーグ最年長投手の平野がコーチ兼任となることが決定しており、投手陣の育成や強化に期待がかかる。
12球団最年少監督は2年目となる来季へ「みんなには大胆に野球をしてもらわないと困る。首脳陣もアップデートしながら選手を輝かせられるように」とチーム全体のレベルアップを誓った。
北海道で味わったこの悔しさを胸に刻む。3季ぶりのV奪還を目指す戦いは始まっている。(織原祥平)