2002年10月、引退の挨拶に東京ドームを訪れた池山隆寛氏と当時監督だった若松氏 ヤクルト・池山隆寛新監督(59)が10日、東京・港区の明治記念館で就任会見に臨んだ。今季まで6年間2軍監督を務めた新監督は会見の冒頭で「今度は恩返しをする番」と使命感をにじませ、「対話」を重視するスタイルを貫くことを明言した。ヤクルト元監督でサンケイスポーツ専属評論家の若松勉氏が、新監督の素顔を明かす。
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池山の現役時代で思い出すのは1987、88年に行われた秋の伊東キャンプだ。当時の関根潤三監督に、徹底的に一本足で立つ打撃スタイルを教え込まれ、朝から晩まで歯をくいしばって必死にバットを振っていた姿は印象に残っている。何とか一人前にしようという関根監督の思いに応えるように、池山から「一流選手になりたい」という強い思いが伝わってきた。きつい練習にも耐えて、あれだけの実績を残す選手になった。他の選手だったら途中でリタイアしていたのではないか。それだけ、野球への思いが強かったと思う。
私が監督を務めていた2002年限りで引退した。引退試合では右膝が痛いにもかかわらず「最後までやらせてください」と、空振りしながらもファンの人に全力プレーを見せた。ファンを魅了するという、プロ意識のすごさを感じた。
監督として、どんな野球をしていくか楽しみにしている。自分の経験してきたことを選手に伝えていってほしい。