みやざきフェニックス・リーグ、ハンファ戦で好投した田中将 日米通算200勝を達成した巨人・田中将大投手(36)が8日、クライマックスシリーズ(CS)に向けた調整登板として「みやざきフェニックス・リーグ」の韓国・ハンファ戦(SOKKEN)に先発し、4回を2安打無失点と好投した。チームがDeNAとのCSファーストステージ(11日開幕、横浜)を突破すれば、田中将は阪神とのファイナルステージ(15日開幕、甲子園)で先発予定。CSでの登板は楽天に在籍した2013年以来12年ぶりとなる。
偉業達成から8日。「200勝投手」の金看板を背負った田中将が、温暖な宮崎の地で腕を振った。今季、韓国リーグで10チーム中2位だったハンファを相手に、スイスイと4回を52球で投げ終えた。
「誠司(捕手の小林)がうまくリードしてくれました。いいテンポでサインも出してくれたので、終始いいリズムで投げることはできたかなと思います」
中7日での調整登板は、1学年下の〝専属捕手〟小林とともに宮崎に乗り込んで臨んだ。4イニング中3イニングを三者凡退に斬り、2連打を浴びた三回は左翼手オコエの本塁への好送球で失点を免れた。テンポよくアウトを重ね、5三振を奪った快投に「違うユニホーム(の選手)を相手に、お客さんも入っている中で投げるのは、それでしか得られないものがある。いい登板だった」と充実感を漂わせた。
9月30日の中日戦(東京ドーム)で6回2失点と好投して今季3勝目を手にし、史上4人目となる日米通算200勝を達成した。その試合後に阿部監督が「(先発の)頭数が足りていない状態なんでCS、ポストシーズンはいってもらいます」と、短期決戦でのローテーション入りを明言。チームがDeNAとのCSファーストステージ(11日開幕、横浜)を勝ち進んで実現する、阪神とのファイナルステージ(15日開幕、甲子園)での先発が見込まれる。
大舞台の経験は折り紙付きだ。日本でのポストシーズンは楽天を日本一に導いた2013年以来12年ぶり。09年と合わせ、2度のCSで計4試合に登板して3勝1セーブ。先発した3試合は1完封を含め、全て完投と圧倒した。14年に移籍した米大リーグ、ヤンキースでの7年間はポストシーズンで10試合、計54回を投げて5勝4敗、防御率3・33。選手としての全盛期こそ過ぎたが、しびれる緊張感を何度もはね返してきた。
「(セ・リーグ)3位からということで、もう勝っていくしかない。チャレンジャーでやっていくだけ」
チーム史上初となる3位からの日本シリーズ進出へ、気合十分のマー君が起爆剤になる。