守備練習をする阪神・才木浩人 =日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎(撮影・甘利慈) 阪神・才木浩人投手(27)が、8日に行われる秋季教育リーグ「みやざき・フェニックス・リーグ」の西武戦(南郷)で、クライマックスシリーズ(CS)へ向けた最後の調整登板に臨む。7日はSGLでキャッチボールなどで調整。昨季の悔しさも胸に、チームに勢いをもたらす投球をみせると誓った。
負けられないマウンドへ、勢いを持って臨む。2週間にわたって実戦登板から遠ざかっていた才木が、8日にフェニックス・リーグの西武戦で登板する。真っすぐに、1週間後のCSだけを見つめている。
「雰囲気もすごくいいので。別に自分がそこまで力まなくてもいいかなと。チームが乗っていけるようには頑張りますけど、とりあえず勝てるように」
12勝を挙げ、防御率1・55で最優秀防御率のタイトルに輝いた才木は、9月22日のヤクルト戦(神宮)で今季のレギュラーシーズンの登板を終えていた。同27日に出場選手登録を抹消され、ポストシーズンに向けて牙を研いだ。24試合に登板した疲れをしっかりと癒し、この日はSGLでキャッチボールなどで調整。「いい時間になった」とリフレッシュ期間での手応えを携え、4年連続の短期決戦のマウンドへと足を踏み出す。
「1点(取られても)オッケーの場面でもなんとか粘って、球数をかけてもゼロに抑えることがすごく大事。チームが勝てるようなピッチングができるように」
昨年は10月12日の3位DeNAとのCSファーストステージ第1戦(甲子園)で先発。5回で7安打を浴びるも、粘りの投球で1失点にまとめた。それでも勝利にはつなげられず、チームは2連敗で敗退。苦い経験を経て、勝利への欲求をより強くした。
「負けたら終わりっていう意識で試合に挑めたら。最初の3人で3つとも勝って、日本シリーズに行けたらいい」
2年ぶりにセ・リーグ王者として迎えるポストシーズン。もう一度、日本一を争う最高峰の舞台へ。エースの誇りを胸に、才木が全力投球を貫く。(萩原翔)