六回、適時打を放った柳町は雄たけびを上げた(撮影・森田達也) (パ・リーグ、オリックス3-4ソフトバンク、19回戦、ソフトバンク14勝3敗2分、14日、京セラ)待望の一打に、ガッツポーズをつくってニンマリとした。ソフトバンクは「2番・右翼」で先発出場した6年目の28歳、柳町が3-3の六回に中前へ決勝打を放ち、連日の逆転勝利だ。
「ああいう緊迫した場面で一本出たのはいい経験、自信になる」
前半くすぶっていた鷹打線は六回に火が付き、4連打で3-3の振り出しに戻した。さらに2死一、三塁とした場面で柳町が打席を迎えた。
前の3打席すべて三振を喫していたが「『ここで打てなかったら、もう終わり』と、捨て身の強い集中力で」と腹をくくって才木の外角高めに抜けたフォークを逃さず、中前に運んだ。
4番を打った7日の楽天戦(みずほペイペイ)以来4試合ぶりのタイムリーでチームを逆転勝利に導き「ああいう緊迫した場面で一本出たのはいい経験、自信になる」と大きく息をついた。
九回先頭でも左翼へ二塁打。今季安打数をチーム最多の111本とし た。出塁率はセ・パ両リーグトップの・384だ。今季は柳田が序盤から長期離脱。近藤も左脇腹の故障に苦しみ、山川も不振続きと、ベテラン勢が万全ではない中、「打席でやるべきことに集中することを意識している。その集中力がいい結果につながっている」という柳町が打線を活気づけている。
13日は1点を追った土壇場の九回に逆転して勝利。この日も3点差を1イニングで一気にひっくり返した。「あきらめないでみんなが何とかしようと思っている。それが逆転勝ちにつながった。強いチームだと思う」と柳町は胸を張った。
オリックス戦は7連勝と勢いをつけ、優勝マジックは12に減らした。それでも2位・日本ハムとのゲーム差は2・5を広げられず。小久保監督は「この時期に楽な試合はない」と気を緩めず、次のゲームへ向かう。(上阪正人)