ロッテは9日、美馬学投手(38)が今季限りで引退すると発表した。30日の楽天戦(ZOZOマリン)で引退試合を行う。
球団を通じ「この2年間、肘や膝の故障が続き、試合に出ても良い結果を出せず、思うように野球ができないことに毎日苦しさを感じていました。今年が最後の1年のつもりで、前だけを見て自分自身と戦ってきました。長年たくさんの故障に耐え続けてくれた自分の身体にも、限界を感じる痛みが続き、自分としても辞め時を意識し、現役引退という現実を受け入れる整理がつきました」とコメントした。
昨季は3試合の登板でプロ入り後初めて未勝利に終わり、15年目の今季はここまで1軍での登板機会がなかった。「もう痛みと戦わなくていいという、安堵の思いを一番はじめに感じたのが正直な気持ちです」と心境を明かした。
楽天時代の2013年に日本シリーズで2勝を挙げて日本一の原動力となり、最高殊勲選手(MVP)に輝いた。19年オフにフリーエージェント(FA)権を行使してロッテに移籍。球団は2度の2桁勝利をマークした実績とチームメートからも慕われた人柄に敬意を表し、最大限のセレモニーを計画。引退試合の相手に古巣・楽天を選んだが、引退会見も18日の楽天戦(ZOZOマリン)に合わせて行う方向で調整が進んでいる。
「そういう舞台を用意していただけることにとても感謝をしています。最後は応援していただいた皆さま、ファンの皆さまに投げている姿を見てもらえたら」。ファンからもチームメートからも愛された右腕がマウンドを去る。(片岡将)