巨人・田中将大はジャイアンツ球場で投手練習に参加した いざ、大記録達成へ-。史上4人目の日米通算200勝まで1勝とした巨人・田中将大投手(36)は25日、川崎市のジャイアンツ球場で投手練習に参加。ブルペンで33球を投じ、先発予定の28日の広島戦(マツダ)へ向けて冷静に意気込んだ。
「あと1勝になりましたけど、この何年間かはずっと『200』を意識していて、当然クリアしたい思いがあった。突然現れたものでもないし、今のところはいつも通りという感じです」
昨季までに197勝を積み重ね、オフに巨人に加入。4月3日の中日戦(バンテリンドーム)で移籍後初登板し、勝利を挙げた。以後2戦は打ち込まれ、5月2日に2軍再調整が決定。8月に約3カ月ぶりに1軍復帰すると、21日のヤクルト戦(神宮)で5回1失点と好投し、復活の199勝目を挙げた。
大先輩と自らを重ね合わせる。米大リーグ、ヤンキース移籍1年目、2014年に1年間チームメートだった黒田博樹氏は、古巣・広島に復帰後の16年にマツダスタジアムで日米通算200勝を達成した。メジャーでともに過ごした期間について、田中将は「同じ投手で、すごく助けてもらいました。初めての経験の中で、黒田さんの存在は大きかったです」と感謝する。その先輩と同じ地で、記録達成を狙う。
チームとして記録達成を後押しする機運も高まる中、「うれしいのは本音です。ありがたい。でも一番大事なのはチームが一つでも(多く)勝つこと」と田中将。チームのために腕を振った先に、大きな白星が待っている。(原田優介)
★黒田博樹の200勝VTR
2016年7月23日の阪神戦(マツダ)で7回5安打無失点に抑え、野茂英雄以来史上2人目の日米通算200勝を達成した。平成(1989年)以降に入団した投手で200勝したのは、プロ野球を含めても、野茂(平成2年)と黒田(同9年)の2人だけ。41歳5カ月での達成は、山本昌の42歳11カ月に次ぐ年長2番目の記録になる。