引退会見を行った中田は、大野(前列右から2人目)らチームメートから花束を受け取った(撮影・荒木孝雄) 中日・中田翔内野手(36)が15日、バンテリンドームで会見し、今季限りでの現役引退を表明した。日本ハムでは打点王に3度輝き、侍ジャパンの4番も担った通算309本塁打のスラッガー。近年は腰痛に苦しみ、18年目の今季は25試合で2本塁打、4打点と不振だった。3球団を渡り歩き、強烈な存在感を放ち続けた波瀾万丈の現役生活に別れを告げる。
ファンに強烈な印象を残した悪童キャラのスラッガーが、18年の現役生活に幕を下ろす。時折笑みも浮かべながら質問に答えた中田だが、サプライズで駆けつけた10人の同僚の姿を目にすると涙がこぼれた。
「日々全力でやっている中で、自分が満足するスイングができない、思うように体が動かないのを感じ、これ以上チームに迷惑をかけられない」
中日加入2年目の今季、「ラストチャンスだと思うので後悔なく全うしたい」と覚悟を決め、持病の腰痛対策で15キロ大幅減量して臨んだ。だが、体は悲鳴を上げ、フルスイングができず、もうこれ以上野球を続けるのは限界だった。5月13日に1軍登録抹消。ファーム暮らしが続き、7月に引退を決めた。
「『ビッグマウスはやめとけよ』と。そのビッグマウスでやっぱね、いい意味でも悪い意味でもすごくたたかれたので」