(パ・リーグ、日本ハム-ソフトバンク、14回戦、29日、エスコン)試合前の先発メンバー紹介で背番号7の右打者が大型ビジョンに映し出されると、本拠地のファンからひときわ大きな拍手が送られた。打撃不振で2軍再調整していた日本ハム・松本剛外野手(31)が29日、約1カ月半ぶりに昇格。頼りになる選手会長が1軍の舞台に戻ってきた。
「(1軍に)呼んでもらえたので、できることをしっかりやりたい」
帝京高から2012年にドラフト2位で入団し、22年には打率・347で首位打者を獲得した。ただプロ14年目の今季は春先から調子が上がらず、5月は月間打率・111(36打数4安打)と低迷。6月13日に出場選手登録から外れた。
輝きを取り戻す。「いい時に戻す感覚が好きじゃなかったんですけど、今回はいい時に戻すイメージで練習してきた」。2軍では、首位打者を獲得した22年時の打撃フォームを入念に見直してきた。〝灼熱(しゃくねつ)の鎌ケ谷〟でバットを振り込み、ファーム25試合で打率・322、2本塁打、8打点と状態を上げた。
ソフトバンク14回戦では「2番・左翼」で昇格即先発出場。0―1の一回の第1打席で左前打を放ち、同点のホームを踏んだ。「プレーで引っ張っていけるように」と松本剛。9年ぶりのリーグ制覇へ向け、チームリーダーとして先頭に立つ。(加藤次郎)