勝利し喜び合う青学大ナインたち=12日、ジャイアンツタウンスタジアム(撮影・高橋朋彦) ■5月13日 東京・稲城市にできた巨人の新ファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」(Gタウン)はアマにも門戸を開けている。首都大学リーグに続き10日からは東都大学第4週の3カードが行われた。優勝への天王山となった青学大-亜大は1勝1敗で3回戦に持ち込まれ、2-1で勝った青学大は勝ち点4で5連覇に大きく前進した。
1931年に発足し東京六大学に次ぐ長い歴史を誇る東都だが、球場問題が悩みのタネ。本拠地とする神宮は六大学に優先権があって平日しか使えず、雨天が続くと日程は混乱し消化にひと苦労する。最近は一部をZОZОマリンで行うなど神宮以外の開催も増えた。
22年春の大分を皮切りに福島、松山などで行った地方開幕では3日間で3万人の観衆を集めたこともあり、地元球児との合同練習などで大学の知名度アップなどにも貢献している。平日の神宮の入場料収入では財政が厳しいだけに週末のGタウン開催は渡りに船だったようだ。
イースタンリーグ公式戦が行われているジャイアンツタウンスタジアム27年には水族館や飲食施設も完成するというGタウンは中堅122メートル、両翼100メートルで東京ドームと同じ広さの人工芝球場。座席は2900あって、記念すべき10日の東都の初戦は雨模様にも2200人の観客が集まった。大型ビジョンの演出や操作は各大学のマネジャーが担当。学生中心にスムーズに運営された。
ひと昔前なら大学や高校の選手はプロの施設に足を踏み入れることさえできなかったが、7月には高校野球の東西東京大会も開かれる。「将来プロを目指す選手もいる。いい励みになる」と高校側は感謝しているという。巨人の若手育成だけではなく、プロへの登竜門としても注目される球場になりそうだ。(今村忠)