ナインの手で胴上げされた西武・増田達至(撮影・田村亮介) (パ・リーグ、西武1-5ロッテ、24回戦、ロッテ20勝4敗、28日、ベルーナD)今季限りで現役を引退する西武・増田達至投手(36)が引退試合で七回に中継ぎ登板し、ロッテ・岡に142キロの直球を弾丸ライナーで左前に運ばれた。通算560試合目の登板は打者1人、3球で終わったが、「100点。正直、投げるより、(試合後の引退セレモニーでの)スピーチの方に頭がいっていて…」と笑った。
試合後のセレモニー。西武一筋12年、球団記録の通算194セーブを挙げた守護神は「重圧で心が折れそうになることもありましたが、積み重ねてきた194回の喜びは僕の一生の財産です」と胸を張った。体重718グラムの超低出生体重児として生まれ、集中治療室で2カ月間を過ごした長男(11)から「ライオンズファンの皆さん。僕の大好きなパパ、増田達至を忘れないでください」との手紙が読み上げられると目を潤ませた。
最後にナインの手によってマウンド上で背番号と同じ14回胴上げされた増田は、妻・麻友さんに向けて「あなたがいなければ、ここまで幸せなプロ野球人生を送ることはできませんでした。これからは恩返しさせてください」と感謝を口にした。(東山貴実)