試合後のセレモニーでグラウンドに一礼する阪神ナイン=鳴尾浜球場(撮影・松永渉平) (ウエスタン・リーグ、阪神6ー14ソフトバンク、25日、鳴尾浜)2025年から2軍施設を新拠点に移す阪神の2軍が鳴尾浜では最後のウエスタン・リーグのソフトバンク戦に臨んだ。570人の観衆がスタンドを埋める中、門別啓人投手(20)が五回途中7失点で降板するなど、6―14で敗れた。和田豊2軍監督(62)の主な一問一答は以下の通り。
ーー最後の鳴尾浜
「慣れ親しんだ球場なので、鳴尾浜にいる時は投手陣、バッテリーにしても野手陣にしても、しっかり守ってというところでね。ビジター球場に行くといろんな課題を持って帰って来て、またここで練習して、またビジターに行って頑張る、その繰り返しだと思うし。今年1年ルーキーが早い段階からゲームに出て、上の選手に刺激を与えてくれた。1軍の方からも特にクリーンアップの選手が来たりして、必死にもがいている姿を、こっちの選手にも見せてくれた。野球に取り組む姿勢を見て学ぶ。いい影響を与えてくれた」
(さらに続けて)
「今日に関しては大差で敗れてしまいましたが、全体的には勝ち負けも大事なんだけど、しっかりしたゲームをしようと、そういう掛け声のもとにシーズンやって来たので、それは最後まで貫きたいし、全力疾走だったり、ファームの場合、攻守交代やボール回しは、どんなゲームになってもやろうということで来たので、あと3試合やり続けたいと思います」
ーー門別に託した
「今年一年もがき苦しんで来たのでね。2年目の壁というか、乗り越えてもらいたいという気持ちもあったし、若い選手が最終戦で投げてくれればという思いで送り出しました」
ーー打たれたが
「全部が悪いわけじゃないけど、今日の初回なんかは147キロ出ていたし、今年は、そこまでのガンが出ていなかったんだけど、やっと腕が振れて来た感じを持ちながら。打たれたのが、ほとんど真っすぐだったので。アイツの一番いいところは真っすぐ。もっと磨いていかなければいけないなという一戦だった」
ーーファンの存在は大きい
「それはもうすごく大きくて、コロナ禍で3年、球場にお客さんに入ってもらえなくて誰もいない中で野球をやるのと、こうやって見てもらって、見てもらうことで緊張感も出て来る。恥ずかしい姿を見せられないという思いにもなる。我々が球場入りする前から長い列を作ってくれて、かつ、入れない方もいらっしゃるというのも選手たちは毎日見ながら、ここまで野球をして来たので、本当に応援に対する感謝の気持ちは一生忘れないと思う」
ーー鳴尾浜はチームにとって、どういう風な場所
「個人的にもいろんな角度から、この球場を30年見てきた中で、(95年1月の)震災の年から始まって、本当に選手たちにとっては近くに、なんぼでも練習できる環境を作っていただいた。その中で切磋琢磨しながらここまで来た。個人個人で年数は違うと思うけど、この球場に対しての思い入れは強いと思う。自分も現役もそうだし、コーチとしても監督としてもここでの仕事に携わらせてもらってね。寮からグラウンドまでも近いし、使用しやすい。色々考えて作っていただいた球場だったんで。そんな中で選手たちは一生懸命ドロドロになって練習をして来たんで、ここでの経験を次の球場に。ただ長くいてもらっては困るんでね。そこからしっかり甲子園球場、1軍を目指して努力してほしい、そうも思います」
ーー最後の鳴尾浜でのタクト任された
「縁があって最後の年にファーム監督やらせていただいて。その前の浜田球場から知ってるんで。そこからこの球場に来た時のいろんな施設の充実した、その時の思いを、30年前も覚えてるし。また新しい球場に行ってね、そういう、どう感じるかっていうところはね、まだ行ってみないとわからない中で。いろんな形でお世話になった球場でもあるし。球場もそうだし、鳴尾浜球場の運営をしていただいた関係者すべての方に、本当に感謝したい気持ちでいっぱいです」