巨人・阿部慎之助監督は試合に勝ち岡本和真、浅野翔吾とタッチする=東京ドーム(撮影・中井誠) (セ・リーグ、巨人6-0DeNA、22回戦、巨人14勝7敗1分、19日、東京D)巨人の試合運びは完ぺきだった。出るべき人が出て、かきまわし、打つべき人が打ち、投げるべき人が抑える。まるで野球の教科書のようだ。
一回に先頭・丸がケイの初球を二塁打。吉川の二塁打でまず先制すると、吉川はモンテスの一邪飛で二塁からタッチアップ。オースティンの送球エラーを誘い、3点目のホームを陥れた。
前日18日にも丸が、投ゴロの間に一塁から三塁へ進んでいる。守備側の注意力も問題…との指摘もあるかもしれないが、どちらのプレーも、まさか?! というケース。相手の虚をつき、慌てさせる。抜け目のない走塁だと評価すべきだろう。
いきなり3点の援護があれば、ますます戸郷に余裕が出る。ほとんど付け入るスキを与えなかった。8回を118球で乗り切り、次回登板への余力も十分なはず。菅野、グリフィンとの3本柱は、確かな計算が立つ存在になっている。
これほどの試合内容は、クライマックスシリーズも含めて、ライバルチームに脅威と重圧を植え付ける。その意味でも価値がある。
DeNAにも、広島の大失速でCS出場のチャンスが依然として目の前にある。気持ちを張り続けてもらいたい。(サンケイスポーツ専属評論家)