憧れとする先発完投型の投手になるために、着実に成長を続けている。阪神の高卒2年目右腕・茨木秀俊投手(20)が13日のウエスタン・くふうハヤテ戦(鳴尾浜)でプロ初の完投勝利。108球を投じて9回3失点と安定感のある投球でチームトップタイとなる(19日現在)6勝目を手にした。
「最近ちょっと悪いピッチングが続いていたので、長いイニングを投げられたところは良かった。力を抜いてリリースだけ力を入れたので、そこで工夫できたところで9回を投げられたと思う。(投げ切って)『やっと終わった』みたい感じでした(笑)」
立ち上がりから、今までとは違う姿があった。登板前日に「初回が課題なので、初回から飛ばしていくというか、しっかり腕を振ってゾーンで勝負できるように」と意気込むと、宣言通り。1死から安打を浴びるも、落ち着いて中軸を抑えて無失点で走り出す。自らの課題をクリアして勢いに乗った。
前回登板の修正も功を奏した。3日の広島戦(鳴尾浜)では立ち上がりから3点を奪われるなど5回4失点で黒星を喫し、投球の感覚を見直した。「まずはフォームの見直しで、リリースのタイミングがバラバラだった。上からたたくイメージで今日までやってきた」。力のあるボールを集めてゴロアウトの山を築き、やってきたことが正解かだったかなと思う」とうなずいた。