ヤクルト・サイスニード(中央)は4回6失点。一回に3失点した(撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、阪神10-4ヤクルト、18回戦、阪神11勝7敗、21日、京セラ)先発投手がいかに大事か。ヤクルトは改めて、嫌というほど、痛感していることだろう。17日の広島戦で高橋が7回2失点で勝ったのもつかの間、そこから石川、吉村、サイスニードと、3試合続けて先発が一回に3失点。いくらなんでも…という現象だ。
サイスニードは、真っすぐにまるでスピードがなかった。高めの速球で打ち取るのが持ち味でもあるが、こう勢いがないと生かせない。といって変化球には切れがない。佐藤輝にカーブを先制二塁打。大山にスライダーを2ラン。真っすぐも変化球も真ん中あたりに集まっては当然の結果か。
阪神は6番以外、ほぼオーダーが変わらない。こういう打線ではそれぞれが役割を熟知し、つながり方の呼吸やリズムも身につけている。なおさら中途半端な投球では通用しない。上位3チームを横目にヤクルトの現状を直視するのは、つらい。(サンケイスポーツ専属評論家)