ベンチで戦況を見つめるヤクルト・高津臣吾監督=マツダスタジアム(撮影・渋井君夫) (セ・リーグ、広島5-1ヤクルト、8回戦、広島6勝2敗、26日、マツダ)一回の2失点で、試合は決まった感がある。
3週間ぶりの復帰となった先発・小川は先頭の秋山と2番・野間に、追い込んでから楽々と逆(左)方向へ打ち返された。真っすぐが走らず、変化球に切れがない。フォークボールはストンと落ちるのではなく、ダラン。これでは、いいコースに投げたとしてもついてこられる。ファームで登板せず、1軍の〝慣らし運転〟もナシ。さすがに無理があったか。
一回で決まった…という理由はもうひとつ。もちろん、打線だ。
広島・九里は真っすぐをほとんど投げず、スライダー系が目立った。そこに狙いを絞ることができず、敵失で出た走者による1得点だけ。村上とサンタナの4、5番を入れ替えても、さほど変化は感じなかった。
なにより、狙い球や打順を語る以前に覇気がない。広島、阪神と続く6連戦をともに「2勝1敗」で乗り切れば面白くなる、と期待したが、いきなり逆の星勘定とは。今が踏ん張りどころだ。(サンケイスポーツ専属評論家)