八回、代打・山野辺翔を打ち取り、笑顔のオリックス・古田島成龍=京セラドーム大阪(撮影・榎本雅弘) (パ・リーグ、オリックス4ー1西武、12回戦、6勝6敗、23日、京セラ)プロ初登板から22試合連続無失点でプロ野球記録に並んだオリックスのドラフト6位・古田島成龍投手(24)=日本通運=に、恩師の日本通運・沢村幸明監督(44)が祝福メッセージを寄せた。
日本通運・澤村幸明監督中央学院大でプレーしている姿を初めて見たときから「投げっぷりがよくて熱い気持ちを持っている投手」という印象でした。でも、当時は感情を出しすぎてしまうところも多かった。グラウンドだけでなく、ベンチとかでもはしゃいでいる感じで。社会人になってから人間的に成長してくれて、2年目にはエース格としてチームを引っ張ってくれる存在になってくれました。
1年目だった2022年の都市対抗野球では、中継ぎ登板して打たれてしまいました(2回戦のセガサミー戦で六回に2番手で登板し、0回1/3を2失点)。大会後には「マウンドでどうしたらいいか分からない状態だった」ということも言っていましたけど、僕はベンチで「いい勉強をしたね」と声をかけたことはよく覚えています。
あの大会では新型コロナから復帰したばかりだったことと彼のお父さんが病気だったこと、いろいろなことが重なっていました。肉体的にも、精神的にも辛かったと思いますが、あの経験がターニングポイントになったように思います。個人的にメンタルトレーニングをやり始めたり、ウエートトレーニングに励んだり。自分に何が足りないかを考えて主体的に取り組むようになり、どんどん成長していきました。
彼の持ち味は回転のかかったストレートで押し込めること。プロで結果を残すことができているのも、真っすぐが通用しているという証拠でしょう。周りからはメンタルが強いと思われているかもしれないけど、実際はそう強くはない。緊張すると口数が多くなる。そんな古田島だけど、投げるたびに内容がよくなっているのが分かるし、マウンドでの表情も良い。オリックスというチームカラーも合っているのかなと思います。
記録のこともあるけど、これからも変わらずに打者一人一人に一生懸命、腕を振ってほしい。抑えたときのガッツポーズは彼の持ち味でもあると思うし、若いうちはそれを続けていってほしいです。