西武・隅田知一郎とタッチを交わす渡辺久信GM兼監督代行(左から2人目)=京セラドーム大阪(撮影・渡辺大樹) 西武は22日、オリックス11回戦(京セラ)に4-2で競り勝ち、連敗を5で止めた。球団ワーストタイ記録の3戦連続無得点負けを喫していた打線が奮起し、一回に栗山巧外野手(40)の右犠飛で33イニングぶりの得点を挙げると、三回に岸潤一郎外野手(27)が5号3ランを放った。投げては、先発の隅田知一郎(ちひろ)投手(24)が7回1失点で5勝目を挙げ、投打の歯車ががっちりとかみ合った。
眠っていた西武打線がようやく目覚めた。一回1死三塁、3番の栗山が先制の右犠飛を放ち、連続イニング無得点の球団ワースト記録を32でストップさせた。
「みんながつくったチャンスだったので、何とか得点をと思っていた」
14日のDeNA戦の四回を最後に無得点が続いていた。記録的な貧打で、球団ワーストタイ記録の3戦連続無得点負けを喫していたが、40歳のベテランが先制犠飛で流れを変えた。
三回は岸が左翼ポール際へ5号3ランを運んだ。21日のオリックス戦(京セラ)に続いて4番を任されたが「打順は一切関係ないので、やれることをしっかりやろう」と平常心を心がけて快打につなげた。打線が序盤に奮起し、連敗を5で止めた。
援護を受けた先発の隅田は、7回7安打1失点で5勝目を挙げた。わずか99球での完封でチームの連敗を8で食い止めた12日の広島戦(ベルーナ)に続き、今回も連敗脱出に導く好投。3年目の左腕は「四球もなかったし、要所で三振も取れたので良かった。真っすぐをしっかり投げられたのがきいた」と納得の表情だった。
渡辺監督代行は今回の試合前練習ではフリー打撃を外した。「流れを変えたかった」そうで「いい攻撃が序盤からできて、主導権を握れた」と満足げだった。リーグ最下位に沈むが、全員でつかんだ1勝を浮上のきっかけにする。