19日の2軍ソフトバンク戦の九回、同点の満塁本塁打を放ち笑顔を見せる阪神・熊谷敬宥=鳴尾浜球場 1軍は試合のなかった6月19日。縦じまの背番号4が2軍施設の鳴尾浜に集まる虎党をわかせた。阪神・熊谷敬宥内野手(27)がキャリア初のグランドスラム。1軍では試合の終盤に起用される〝スーパーサブ〟が、ここ一番の勝負強さを発揮した。
「打席数は上(1軍)だったら1打席あるかないかなんですけど、ファームでしっかり打席に立てたっていうのはいいこと。その中でも結果を出せたのはよかった」
鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦。阪神・大山、ゲラの2軍調整最終戦、ソフトバンクの有望株・笹川の4安打3打点。そんな数々のトピックスを「2番・遊撃」で出場した熊谷がひと振りでかっさらった。
0―6の6点を追う九回、阪神はつないでつないで2点を返し、なおも2死満塁となって熊谷が打席へ。カウント3―2と崖っぷちの6球目。外角への変化球を前でさばいた打球は左翼へ上がり、そのままフェンスを越えてネットに突き刺さった。起死回生の同点満弾。ここまで1軍では5打数1安打だったが、1軍が試合がない日にファームでアピールした。熊谷にとって2019年以来3本目のアーチだった。